正直者すぎると危険!?第二新卒向け転職理由対策

今の会社に不満がある、次のステップに進みたい、ほかにやりたいことができたなど、第二新卒の転職理由はさまざま。新卒のときに思い描いていた社会人像とのギャップに耐えられなくなって退職を考えるケースも多いのではないでしょうか。 転職するにあたって、面接で必ず聞かれるのが転職理由です。転職理由は正直に答えても良いものなのか悩む人も多いと思います。今回は、第二新卒向けの転職理由対策を紹介します。

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第二新卒者の転職を決めた理由


まずは、第二新卒者が転職を決めた理由で多いものについて、ネガティブな理由とポジティブな理由に分けて紹介します。

前職を辞めた理由(ネガティブ)

第二新卒者が前の会社を辞めた理由は以下のとおりです。

・人間関係
人間関係がもとになる退職は非常に多いです。上司や同僚と合わない、社風に合わない、嫌いな人がいるなど、一言に人間関係と言ってもその内情は多岐にわたります。

学生時代は、気が合う仲間とだけ一緒に過ごしていればよかったですが、社会に出ると苦手な人や嫌いな人とも上手に付き合っていかなければなりません。そうした現状がストレスとなって退職を決意する人が多いのです。

・待遇面
給料が低い、ワークライフバランスが保てない、残業が多い、手当が少ないなどの待遇面に不満を持って辞める人も多いです。給料は働くうえでのモチベーションのひとつとして捉えられるため、働きに見合った給料をもらえていないと考える人もいます。

また、同期よりも自分の方が働いているのに給料が同等である、上司は自分よりも仕事をしないのに給料が高いなど、ほかの人と比べて待遇が悪いと考えるケースもあるのです。

・評価
自分の頑張りが上司や会社から評価されていないと感じる人も、転職を考えがちです。自分はこんなに頑張っているのに全然評価してもらえていないと感じると、モチベーションが上がらず、出社するのが嫌になってしまいます。

ポジティブな転職理由

ポジティブな転職理由としては、新たなスキルを身につけたい、これまで非正規で働いていたが正社員として働きたいなどの理由が多いです。

キャリアアップを目指しているなどの前向きな理由については、面接でそのまま話してもOK。前向きな理由なら、企業側も意欲ややる気を汲んでくれるので、転職が成功しやすくなります。

ネガティブな理由をポジティブに変えよう


ネガティブな転職理由を持っている場合、それをどのように話せば面接官の印象を悪くせずに済むのでしょうか。ネガティブな理由をポジティブに変える方法について解説します。

なぜポジティブに変える必要があるか

ネガティブな転職理由をポジティブなものに変えなければならないのは、いったいなぜなのでしょうか。それは、ネガティブな理由で転職活動をしている人なら、採用しても「またすぐに辞めるのでは?」と思われてしまうからです。

第二新卒ということは、前職を比較的短期間で辞めているということになります。企業側としては、採用活動にコストをかけているので、採用してすぐに辞められたら困りもの。そのリスクを避けるために、転職理由に重きを置いているのです。

どの会社にも人間関係の難しさというものはあるので、人間関係に不満があるというネガティブな理由で転職したとしても、また同じように短期間で会社を辞めてしまうのでは…と不安になってしまいますよね。

そのため、ネガティブな理由をポジティブな理由に変えてアピールしなければ、転職活動の成功は難しいのです。

ポジティブに伝える方法

では、ネガティブな理由をポジティブに伝えるにはどうすればよいのでしょうか。言い方を変えるだけでなく、苦い経験やネガティブな理由から得た学びを活かすという方向に持っていくとポジティブに聞こえてきます。

マイナスをいかに巻き返してプラスにするかという工夫が見られれば、ネガティブな理由でもポジティブに変換でき、前向きでやる気がある姿勢を評価してもらえるでしょう。

例文

・人間関係がうまくいかずに転職する場合の例文

人間関係は、働くうえで最も難しい要素のひとつ。情報を共有したり、協力してひとつの仕事を成し遂げたりするチームプレーに憧れていたのに、メンバーが全員個人主義で、雰囲気も殺伐としていることに嫌気がさす人もいますよね。

同僚と切磋琢磨し合う環境が難しく、むしろ仲が悪いように感じて居心地が悪い…という場合はポジティブに言い換えると以下のようになります。

■「チームでひとつの仕事を成し遂げる達成感を味わいたくて入社したが、実際には個人プレーが主流になっている職場であった。その中でもコミュニケーションをとろうと試みたが、上手に伝えられずに孤立してしまった」

努力や自分発信の行動をせずに、置かれた状況が嫌になって辞めたというのでは、主体性が見られず、ネガティブな印象を与えてしまいます。そのため、努力したけど叶わなかったというニュアンスにすることで、主体性や努力をアピールすることができるのです。

・給料に不満がある場合の例文
いつまでも簡単な書類作成や雑用の仕事ばかりをさせられていて、給料も低くてモチベーションが上がらないと不満を持つ人もいるでしょう。もっと専門的な業務をしっかり学びたいのに…という不満をポジティブに言い換えると以下のようになります。

■「前職ではルーティンワークを中心とした雑用業務を行うことが多く、基本的な事務スキルは身についたものの、本当はもっと自分の力を個々に発揮できる仕事をして、評価してもらえる環境を求めていた」

もっと個人の力を発揮したい=実力主義で評価に応じて給料が欲しいという間接的なニュアンスになっており、向上心ややる気を感じることができます。

・残業が多いことに不満がある場合の例文
最近は減ってきたとはいっても、残業する社員を「頑張っている」と評価する会社が残っているのも事実。そういった会社で働いており、残業をしなければ評価してもらえないということに不満を持って辞める人も多いです。

その理由をポジティブに言い換えると以下のようになります。

■「本当はもっと効率よく仕事をして、最大限の生産性を上げる働き方が自分に合っているのに、今の会社はまだ残業を多くこなす人の方が偉いという風潮があった」

効率よく働く社員はどの企業も欲しています。効率が良いというのはそれだけコストパフォーマンスも良いので、上記のように言えば、自分ならそういった働き方ができるというアピールにもつながります。

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まとめ

さて、今回は第二新卒の転職理由対策について紹介しました。第二新卒者にとって最も大切な転職理由は、ネガティブな理由のポジティブ化で乗り切りましょう。
もちろん言葉尻だけポジティブにしても、対応などでネガティブさが伝わってしまう恐れもあります。ネガティブな転職理由に真摯に向き合って、次のステップに進むためにポジティブな発想に転換する工夫が大切です。発想の転換で万全の転職理由対策を行い、エージェントで確認してもらい、転職の成功をつかみましょう。

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