転職エージェントの実態とあなたが相手にされない理由 作成日 : 2020.11.30 / 最終更新日 : 2024年11月27日 第二新卒の転職準備 Tweet 転職活動の方法のひとつとして、転職エージェントを利用している人もいるでしょう。しかし、サービスに登録してもなぜか転職エージェントに相手にされないという問題があります。 この記事では、そのような疑問や不安を持っている人に向けて、転職エージェントの仕組みや、相手にされない理由を解説します。ぜひ参考にしてみてください。 この記事は約7分で読み終わります。 目次1 そもそも転職エージェントの実態とは?2 あなたが転職エージェントに相手にされなかった理由3 それでも転職エージェントを利用して転職したい場合は?4 まとめ そもそも転職エージェントの実態とは? 転職エージェントを利用するときの流れをおさらいしてみましょう。 1.転職エージェントのWebサイトをとおして会員登録 2.担当者からメールや電話で連絡が入り、面談のスケジュールを決定 3.面談で、これまでのあなたの経歴やどのような希望条件があるのかヒアリングされる そこで、もし希望条件にマッチしている企業があれば、随時紹介をしてくれるというシンプルな流れです。求職者は無料で利用できます。 では、転職エージェントの実際の業態は、いったいどのような仕組みになっているのでしょうか?探ってみましょう。 転職エージェントはあなたを就職させたら、企業からお金がもらえる 転職エージェントは、「人材紹介会社」などともよばれますが、正確には有料職業紹介事業という業種です。あなたが転職エージェントを経由して、めでたく採用されれば、紹介料として企業からその転職エージェントへ報酬が支払われます。 ちなみに、紹介料の相場は、入社した時点で年収300万円の人なら90万程度、500万円の人なら150万円程度となっているようです。 とはいえ、採用してもすぐに辞めてしまった、などということもあるでしょう。そのように定着しない場合は、一度支払われた紹介料が返金されるケースもあるようです。 企業は転職エージェントを利用するとトータルコストが下がる 転職エージェントを利用するメリットは、もちろん企業にもあります。よくいわれるメリットとしてあるのが、採用コストが削減・一本化できることです。 企業が採用を行うときに発生するさまざまなコストを、採用コストといいます。採用活動の内容によりますが、たとえば転職フェアに出展するコストや、求人サイトに広告を掲載するコストなども採用コストとしてまとめることが多くなっています。 転職エージェントの紹介経由で採用を行うことによって、企業の行う採用コストがある程度まとめられる上、転職エージェントに人材の選定を任せている間には本来の業務に集中できるでしょう。 企業は採用にかける手間を省いて業務の生産性を保ちながら、求めていた人材を獲得できるため、その対価として転職エージェントに報酬を支払っているのです。 あなたが転職エージェントに相手にされなかった理由 では、あなたが転職エージェントで相手にされなかったのは一体なぜでしょうか?今後効率的に転職を進めていくためにも、その経緯を振り返っておくことは重要です。 ここでは、相手にされないときに考えられる理由を4つ解説します。 転職市場で価値が低いと判断された 会員登録の窓口が広くもうけてあっても、転職市場価値が低いと判断されることもあるでしょう。 先ほども伝えたように、採用時の年収の一部がエージェントの売上になるため、採用後の想定年収が比較的高い人材のほうが市場価値の高くエージェントにとってメリットがあるという見方も存在します。 たとえば在職期間や転職回数によって専門スキルの少ない人材だと判断される場合や、あなたの年齢と企業の求める人材の年齢とがずれている場合などは、紹介先の企業に紹介しづらくなるという可能性も理解しておきましょう。 あなたが希望している仕事や職種の求人をエージェントが持っていない どれだけエージェントがあなたの熱意を聞いて積極的に紹介したくても、その希望条件の求人をエージェントが持っていない場合があります。 ニッチな業界を希望しているために紹介の連絡が少なかったり、「当社では取り扱っていない職種なので、紹介できません」と丁重なお断りメールが来たりするケースもあります。 そのため結果的に「相手にされなかった」と感じてしまうこともあるでしょう。 やる気が無さそうと思われた 転職エージェントは、登録会員に合わせたスケジュールで動いています。そのため、あなたの行いによっては「やる気が無さそうだから」または「この会員さんには合わなそうだから、紹介を控えておこう」と判断されている可能性も否定できません。 あなたが転職エージェントの目線に立ったときに、次のような行動に思い当たる節はないでしょうか? ・求職者から連絡が遅い。無視されているのでは? ・時間を守らない ・コミュニケーションが取れない たとえば、約束していた面談の予定に何度も遅刻する。すっぽかしてしまう。エージェントがコミュニケーションを図っても反応がなかったり、必要な書類データのやり取りが長期間放置されていたり。 担当者も人間ですから、連絡が一方通行になっていては当然紹介できるものも紹介できません。 最低限のマナーも守れていなければ誠実な人物ではないのだろうし、紹介先にも迷惑がかかるのでは?と判断されるため、もしあなたが意図せずこのような行動になっていれば要注意です。 あなたの希望がはっきりわからない 転職エージェントの担当者は、希望にマッチしている企業を紹介するのが仕事です。今後のあなたのビジョンが、あまりにも明確になっていなければ、ほかの転職意識の高い会員を優先したほうがエージェントにとって成果につながりやすいため、相手にされないこともあるでしょう。 エージェントに登録した時点で、自分の情報を整理しておくことが必要です。1回、2回の面談でははっきりしていなくても、話していく中で徐々に興味や関心の方向性が見えてくるケースも多くなっています。 それでも転職エージェントを利用して転職したい場合は? ここまで、転職エージェントに相手にされない理由を解説してきました。しかし、だからといって転職を諦める理由にはしたくないですね。 ここからは、今までのエージェントに相手にされなくても転職したい場合に、どのような方法を取るべきか解説します。 転職エージェントを変える 多数の転職エージェントがある上、担当者との相性も転職活動のしやすさに関係してきます。登録、面談と進んでここは合わない!と思ったら、気軽に変更して良いのです。 何社利用しても制限はありませんが、慣れないうちは3社程度までに登録を絞っておくと良いでしょう。 複数のエージェントに登録する際は、重要なメールが埋もれてしまう可能性があるため、前の転職エージェントからのメール配信を停止しておくか、自動的にフォルダに分かれるよう受信設定を変えておくこともおすすめです。 「自分が望んでいる」仕事を明らかする あなたが望んでいる仕事はどのようなものでしょうか?条件にマッチした紹介をもらうためには、なぜ、どういう経緯で自分がその仕事を望んでいるのかという自己分析が重要になってきます。 面談する相手に明確にわかりやすく伝える力も必要でしょう。先取りして業界や職種の情報収集をしたけど、どうもやりたいことが見つからない、ということなら、まず自分の根っこの部分を明らかにしてみてはどうでしょうか。 STORY CAREERなら自己分析のお手伝いから、お仕事紹介まで STORY CAREERでは、独自の自己分析メソッドがあり、それにそって自己分析をしていくことで、自分が何を望んでいるのか、どういう仕事がしたいのかを明らかにすることができます。 自己分析の結果レポートから、あなたにおすすめしたい企業の紹介、キャリア相談など多角的に転職のサポートをしています。企業と求職者様がマッチした場合のみのご紹介なので書類選考通過率は100%を実現しています。 まずは、あなた自身で自己分析シートを使ってトライしてみても良いですし、自分で行うのが難しければ、STORY CAREERの無料メンタリングサービスへお問い合わせください! 目次へ まとめ 今回は、転職エージェントに登録しているのに相手にされない場合に考えられる理由について深掘りしてみました。 行動を見直したり、エージェントを変えたりすることで、また違った面に着目する機会も増えるでしょう。 いきなり面談、紹介というステップに踏み出すのが怖い、という人は、自己分析から始めてみるのもおすすめです。一度やったからという人も、ぜひSTORY CAREERの自己分析メソッドを活用してみてください。 シェアするツイートする