第二新卒の就職はできない？成功の為にはなにが必要か

作成日 : 2019.07.31　／　最終更新日 : 2020年10月22日第二新卒の転職準備

第二新卒の方は継続した勤務期間が短いこともあり、就職できないといわれることがありますが、実際はどうなのでしょうか？そこでここからは、第二新卒の就活の実態と成功させるために必要なことをご紹介していきます。

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第二新卒の就活の実状

第二新卒の方は就職できないといわれることもありますが、第二新卒の就活とはどういった内容なのでしょうか？ここからは、第二新卒の就活の実状をご紹介していきます。

第二新卒は一般的に新卒で入社して1年～3年以内に退職した方のことをいいます。法的な決まりではありませんが、中途採用と区別されて採用されることもあるようです。

そんな第二新卒への企業側の注目度は高まっています。日本では少子化や高齢化が進み、人手不足が加速。新卒を採用しようと募集をかけても人が集まらない企業や新卒を採用してもすぐに退職してしまい人手が不足している企業があります。

そうした中で、短い間でも社会人として働いた経験があり、社会人としてのマナーなどを一定程度身につけている第二新卒の方に注目が集まっており、積極的に採用しようという企業も出てきているようです。

しかし、それでも新卒時期に比べると就職までのハードルが高いと考えられています。第二新卒の方は短い期間しか社会人として働いていません。そのため、新卒を来年採用するか経験のある中途社員を採用する方が良いと考える企業もあります。

第二新卒であることで選考に進んでも書類選考で落とされるケースも。第二新卒に注目が集まっていることは確かですが、新卒や中途社員との差別化を図り、自分の強みをしっかり伝えていくことが大事になってきます。

第二新卒の方が企業に求められていることに、社会人としての基本が身についていることが挙げられます。第二新卒の方は、短いながらも社会人経験がある点が強みで、社会人としてのマナーやルールを守れるということが求められます。

特に企業側としては、再度研修を行う手間が省けるため、新卒より第二新卒の方が仕事に入っていきやすいと考えているようです。

また、長期的に働く意思があるかどうかも重要なポイントです。企業側としても前回の職場を短期間に退職している第二新卒の方がまた自分の会社も早期退職するのでは？と考えています。

そのため、自分は長期的に会社で働く意思があるということをしっかり伝えることが大切です。さらに、長期的に働くうえでは将来のビジョンがしっかりしているかも問われます。

入社したらどういったことをしていくのかを明確に回答できるように事前に考えておく必要があります。

第二新卒の方が転職する時期として4月と10月が良いとされています。4月は新年度がスタートする時期で、4月入社の新卒採用が落ち着いてくる時期です。

求人数自体は少し減少するのですが、新卒採用で予定していた募集人数に達していない企業や人手不足が深刻な企業からの求人が出てくる時期でもあります。

また、4月は転職活動を始める人が少ないため、ライバルが少ない時期でもあるので、転職を開始するならおすすめです。

10月入社がおすすめの理由は、7月～9月にかけて人事異動が会社で行われるため、人手不足が起こりやすいことがあります。人員が足りない部署の求人を出すので、第二新卒でも採用されるチャンスの時期です。

第二新卒の方が転職をするなら転職エージェントの利用がおすすめです。ここからは、転職エージェントの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

転職エージェントでは、面接対策や求人紹介、履歴書の添削など転職活動に関わるサポートを受けることができます。また、キャリア相談にも乗ってくれるので、第二新卒としてどういった転職先を探せばいいのか分からない方でも利用することが可能です。

その他、面接のスケジュールを管理してくれたり給与交渉を行ったりとマネジメント業務も行ってくれます。給与交渉などはなかなか個人ではしにくいものなので、利用者としてはありがたいサービスです。

転職エージェントを利用するメリットとして、転職活動に必要なノウハウを得ることが「できる点があります。

面接に関する情報や選考を突破するための対策を指導してくれるので、採用率を上げることが期待できます。また、非公開求人も紹介も行っており、転職先の選択肢を増やすことが可能です。

転職エージェントは利用者に転職してもらうことで手数料を得ることから、企業を紹介するときにメリットだけを伝えている可能性があります。入社したら思っていた企業と違ったということもあるかもしれません。

また、市場価値が低いと判断された場合、サービスが利用できない可能性もあります。そのときは、転職エージェント以外の手段で転職活動をする必要があります。

その他、担当者と連絡を取ったり、面談を行ったりする時間が必要という点は理解しておく必要がありそうです。

ここまでで、第二新卒の方は就職できないのかどうかを、現状を確認しつつご紹介しました。第二新卒は人手不足の関係で注目され始めていますが、新卒と中途の方との差別化が必要です。

自分の強みをしっかり企業に伝えることが大切になります。転職エージェントをうまく活用するなどして転職活動を乗り越えましょう。