【志望理由例文あり】社会人一年目が転職を成功させるためにするべきこととは? 作成日 : 2020.08.30 / 最終更新日 : 2020年10月22日 第二新卒の転職準備 Tweet 新卒一年目で、毎日ヘトヘト。人は慣れるっていうけど…自分に合っていないと感じて、転職しようと考えている人はあなただけではありません。新卒の約30%、3人に1人が就職から3年以内に転職しているというデータもあります。 この記事では、新卒一年目での転職に対して自問自答をしている人に向けて、ひとつひとつ解説しています。今の仕事にさまざまな悩みをもつ人も、ぜひ参考にしてください。 この記事は約7分で読み終わります。 目次1 新卒一年目だけど仕事が合わない気がする。。でも、そんなにすぐ転職してもいいの?2 【理由別】新卒一年目で転職したい理由と面接でも使える例文3 転職する際に、新卒一年目はどういうことをアピールしたらいいのか4 まとめ 新卒一年目だけど仕事が合わない気がする。。でも、そんなにすぐ転職してもいいの? 「せっかく就職したのに!」そんな声がどこかから聞こえてきそうで嫌になりますよね。 この見出しでは、新卒一年目の人が転職するときのことや、そもそも転職しても良いものなのかということについて解説します。 第二新卒とは ネットで求人媒体などを検索していて、「第二新卒」という言葉を目にしたことがないでしょうか? 第二新卒とは、明確な定義はないものの、学校を卒業して就職し、短期間でも社会人経験をもっている若手人材のことを指します。 新卒入社した会社を退職し、まさに今転職活動をしている人、そして会社に在籍しつつ転職活動を行っている人も、学校卒業から1~3年の社会人経験があればどちらの状況も第二新卒といえます。 これに当てはまるからといって、けっして絶望しないでください。第二新卒はポテンシャル採用ともいわれていて、むしろ転職に意欲があると見なして積極採用している企業もあります。前向きに考えましょう。 厚生労働省の2014年の発表では、全国の約60%の事業所には採用枠のうちに既卒者の募集があり、30%の人が実際の採用にまで至ったという結果があります。 引用:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000065181.pdf (注釈)ここでいう既卒とは、一度も社会人経験のない学校卒業者のことをいいます。社会人経験がないという点で第二新卒とは異なりますが、就職・再就職を目指している場合、 ぶっちゃけ、新卒一年目の転職活動ってして大丈夫? 「続けることが何よりも大切」「継続は力なり」という言葉もたくさんありますし、諦めてはいけないというプレッシャーを感じますよね。 書類選考でのリスクや不利な面があるのは確かです。しかし、今の状況を一度、客観的に分析してみると、どんな対策をすべきか見えてくるでしょう。次で詳しく解説します。 新卒一年目でも転職したほうがいいケース あなたが会社を退職した理由は、自分自身が原因でしょうか?いくら継続すべきといえども、転職したほうがいいケースというのは実際に存在します。 その判断のポイントは「誰がみても転職したほうがいい」と感じられる状態。または、会社に重要な違反性がみられる場合などです。 例えば、詐欺まがいの仕事を任せられたり、書類の改ざんをさせられたりした場合です。 またあるところでは、給料の未払いが発生していたり、社内でパワハラやセクハラが横行していたりすることが珍しくないのです。度を超すと犯罪行為につながり、そんな職場では安心して働き続けられないですよね。 身体が資本ですから、あなたに合わない環境で無理や我慢をして心身を壊してしまうくらいなら、新卒一年目であろうと転職活動をしたほうが賢明です。 そして、自分自身が直接の原因ではない理由に、業績不振で会社の経営が傾いているというケースがあります。 もっと働きたくても、やむを得ず解雇となる人もいることでしょう。そのケースでも、転職先の面接で「自分がこうなったのはすべて会社に問題があった」と直接訴えてしまうと、面接官の心象が良くありません。 退社の理由を問われたら、その経緯を説明した上で「それを見極められなかった自分にも非がある」などと付け加えておくのがベターです。「前の会社では大変な思いをしたけれど、今後については向上心があるのだな」というポジティブな印象を与えましょう。 目次へ 【理由別】新卒一年目で転職したい理由と面接でも使える例文 あなたが新卒一年目で転職したい理由を分析してみましょう。感じていた不満はひとつでしたか?転職したい本当の理由がいまいちはっきりしない、という人は参考にしてみてくださいね。 労働条件が悪い 社会に出るまで、実際の労働条件を比較することは難しく、判断する材料も少ないものです。「友達の話を聞いていると自分よりも良い待遇を受けている…」といったように、入社してしばらく経ってから労働条件が悪いと感じる人も多くいるようです。 先ほども伝えたように、面接では「とりあえず今の環境から逃げたいだけなのでは」「前職の悪口を言う人だ」という角が立ってしまうことは避けましょう。 一例ですが、「今の仕事に不満はないけれど、自分の能力を高めるためにも、転職や資格の取得、留学などといったチャレンジをして新しい環境に身を置きたい」というようにポジティブな言葉を使うと好印象に伝わるでしょう。 仕事内容が合わなかった 就職活動中から明確な理想像を持って就職し、それにかなう企業だと思って入ったが配属が思っていたのと違っていた、という場合について解説します。 この場合は、まず上司や人事に配属変更を相談してみましょう。それでもダメだったら、転職したとしても「アクションは起こしていたんだな」と先方に納得してもらいやすいですよ。 また、そこまで適性が明確でないならば、あやふやなまま転職してしまうともっとずれた企業に転職してしまう可能性があるので、もう少し今の会社で粘ってみてもいいのかもしれません。 「目の前の仕事に追われている自分を反省し、自身の課題を克服して成長していきたい」 「自分を見つめ直して、正直に生きていきたい」というように伝えると好印象に伝わるはずです。 社風が合わなかった 例えば、「一年目からガンガン裁量権を渡されてキャリアアップが早い会社です」という聞いて入社できたけれど、実際はそうでもなかったという場合。 また、上司や同期と馴染めず、孤立しているなど、「自分の希望どおり働けなかった」「思っていたよりも社風が合わなかった」という理由があります。 この場合は、「今の職場環境に不満があるわけではなく、ほかの職場や仕事を経験してよりいっそう自分を成長させたい」といったように、今後もいろいろな経験をしていきたいと理由付けると好印象です。 目次へ 転職する際に、新卒一年目はどういうことをアピールしたらいいのか 一年しか社会で働いていないから履歴書に書けることがない? そんなことはありません!どんなに小さなできごとでも、伝わるようにエピソードを作り込む練習をしましょう。 一年目の転職で失敗してしまう人に多くある三大理由は、 1.環境のせいにして、自責できていない 2.転職先が決まらないまま仕事を辞めてしまう(心身に支障をきたしている場合は除く) 3.大手志向で柔軟に会社を探せない です。ひとつひとつ解説すると、1.に関しては、「他責」の状態です。他責を堂々巡りさせても、反対に自責しすぎても、自己嫌悪に陥りやすくなります。 環境のせいだったとしても、なにが要因だったか、もう一度ノートに書き出すなどして、整理してみるのもひとつの方法です。 2.について、治療が必要なほど追い込まれてしまっている場合は、まずは治療に専念することが第一です。誰がなんと言っても、今はあなたが過ごしている人生のほんの一部です。今の自分のために最大限時間をつかいましょう。 3.について。大手企業はそもそも中途採用の求人を出している可能性が低いため、大手以外も柔軟に転職先を探すことをおすすめします。 あらゆる手をつかって第二新卒を採用しているホワイトな会社を探し出しましょう。 何かひとつでも自分の行動を見直して、改善に向かっていけば、そこもアピールポイントにできます。 目次へ まとめ 今回は、新卒一年目で転職するべきなのか、可能性はあるのか、アピールできるのかについて解説しました。あなたに当てはまる状況や転職理由はありましたか? はじめての転職活動には、第二新卒採用を紹介してくれる転職エージェントを上手に利用しましょう! シェアするツイートする