【入社半年での転職は難関】それでも転職したいなら自分と対話する時間をしっかり取ろう 作成日 : 2020.08.30 / 最終更新日 : 2020年10月22日 第二新卒の転職準備 Tweet 入社して半年が経つと、会社の雰囲気や人間関係になじめない、仕事内容に対して給料が合わない…などの悩みを抱え始める人もいるかもしれません。そこで頭に浮かぶのは「退職」や「転職」ですよね。 しかし、会社を半年で辞めてしまうと良くないのではないか、と不安に思う人もいるでしょう。そこで今回は、入社半年で退職することのリスクやデメリットを紹介します。また、転職活動を成功させるポイントについても紹介していきますので、これを機に転職に踏み切るか、今の会社でもう少し頑張るか考えてみてくださいね。 この記事は約7分で読み終わります。 目次1 半年で会社を辞めることはリスクもあるが、悪いことでもない2 入社半年で辞める7つのデメリット3 入社半年で転職した人はどのような理由で、どうやって転職したのか4 まとめ 半年で会社を辞めることはリスクもあるが、悪いことでもない 会社を半年で辞めてしまうと、当然リスクも生じます。リスクの面から本当に今の仕事を辞めるべきなのか考えてみましょう。 一旦立ち止まって考えてみよう 入社半年で辞めることはリスクも伴う選択である 入社半年で仕事を辞めることで生じるリスクは 経歴に傷がつく ことや、「この人はまた仕事を辞めるのではないか」と面接官に思われて 転職活動の際に不利になる ことです。そのため、感情的になって仕事を辞めてしまうのではなく、一度立ち止まって考え直しましょう。 自分自身のキャリアを見直し、仕事を辞めることが最適な方法なのか考えなおすことが最も大切 です。今の会社で身につくスキルや経験が自分のキャリアプランに適しているのであれば、退職せずにもう少し働いてみるべきでしょう。また、配属異動を願い出るというのもひとつの手です。 しっかり考えなおした上で、今の職場ではやっていけない、キャリアプランと合わない、という場合は勇気をもって辞める決断をしましょう。 入社半年だとしても、辞めた方がいい理由3選 入社半年で辞めることはリスクがあるため、慎重になるべきだとお伝えしました。しかし、以下の場合は入社半年でもすぐに辞めた方が良いでしょう。 ・心身に支障がある 仕事が原因で 精神的に病んでしまったり、体調を崩してしまったりした場合 はその仕事を辞めた方が賢明です。 鬱病は気合いで何とかなる、そんなもの病気ではないから甘え、という人もいいますが、それは間違った考え方です。精神疾患は気合いで治せる病気ではありません。仕事を辞めて病院に通い、治療に専念しましょう。 ・上司のパワハラやセクハラが横行している パワハラやセクハラなどは立派な犯罪です。 それらを我慢してまで職場にいるべきではありません。 パワハラやセクハラに悩んでいる場合は、すぐにでもその会社から逃げましょう。 ・給料未払いや過度な長時間労働がある 給料未払いがあるということは、その会社は「従業員の給料が払えないほど経営状態が悪い」ということです。その場合は会社が 倒産 してしまったり、 リストラ されてしまったりする可能性も考えられるため、早いうちに退職しましょう。また、 給料の未払いは違法行為 です。しかるべき機関に相談することをおすすめします。 そのほかにも、過度な長時間労働は体を壊してしまう原因になりかねません。上記にもあるように心身の健康を損なってしまうような会社は早めに退職するべきです。 目次へ 入社半年で辞める7つのデメリット 入社半年で仕事を辞めるデメリットを7つ紹介します。 ・新卒のときよりも良い求人は見つかりにくい 入社半年で離職した場合は新卒時と比べると、 受けられる会社の数が格段に減ります。 数少ない選択肢の中から自分に合った会社を見つけるのは難しいといえるでしょう。 ・またすぐ辞めるのでは?と思われて転職活動しにくい せっかく面接まで進めたとしても、「この人はまたすぐに辞めるのでは?」と面接官に思われかねません。 嫌なことがあるとすぐに離職し、長続きしないのではないかと不信感を抱かれる こともあるでしょう。 ・履歴書に傷がつく 入社半年で仕事を辞めてしまうと 履歴書に傷がつきます。 上記でも述べたように、面接の際に不利になってしまうことは確かです。 ・面接ではかなりの高確率で半年で辞めた理由を聞かれる 半年で離職した理由は必ずといって良いほど面接で聞かれます。その際に、 離職理由をきちんと答えられるようにしておきましょう。 また、辞めた理由が他責になっていないか注意しましょう。 ・失業保険がもらえない 厚生労働省の定めによると、失業保険を受給するには以下の条件を満たさなければなりません。 失業給付(基本手当)を受給するためには、離職前の2年間に被保険者期間が12ヵ月以上(倒産・解雇等の理由により離職された場合は離職前の1年間に被保険者期間が6ヵ月以上でも受給資格を取得します。)必要になります(被保険者であった期間のうち、賃金の支払いの基礎となった日数が11日以上ある月を被保険者期間1ヵ月として計算します。)。 つまり、 離職前の2年間の間に12ヶ月以上雇用保険に入っていなければならない ということです。仕事を半年で辞めてしまうと、これが適応外になってしまいます。 引用:厚生労働省|基本手当の所定給付日数に係わる算定基礎期間について ・有給が消化できない 基本的に有給休暇は入社半年後に10日付与されます。そのため、退職の際に有給を消化し、その期間で転職活動を進めることができます。 しかし、半年未満で辞めてしまうと、 有給が付与されず、時間に余裕のないまま転職活動を進めなければなりません。 ・金銭面での負担が大きい 入社半年で仕事を辞めると転職活動でも不利になります。そのため、転職活動の期間が長期化することも考えられます。すると、生活資金のやりくりが難しくなってくるでしょう。 そのため、 可能であれば仕事をしながら転職活動を進めることをおすすめ します。 目次へ 入社半年で転職した人はどのような理由で、どうやって転職したのか 入社半年で転職することのリスクやデメリットを紹介してきましたが、転職して成功している人がいることも確かです。 ここでは転職に成功した人の声や、転職を成功させるためのポイントを紹介していきます。 世の中の人はどんな理由で転職を成功させたのか? ・自分らしくいられない職場に嫌気がさした 女性は必ずパンプスで、パンツスタイルは禁止、という職場に就職してしまい、入社半年で転職を決意した人もいます。決め手は自分らしくいられない職場だと感じたこと。 個性を尊重されなかったり、性別で決めつけられたりする会社はすぐに辞める決断を下した方が良いでしょう。 ・半年で退職した後に転職活動をし、3/4もの内定をもらう 半年で退職し、3ヶ月のブランクを抱えながらも、受けた4社中3社受かった人もいます。 その人が面接の際に気を付けていたことは、 前職の不満を述べなかったこと です。それ以外にも、前職のポジティブな点や、次の仕事ではどうしていきたいかを述べることで嫌なことから逃げての転職ではなく、自身のスキルアップのための転職として進めていった点が成功を導きました。 入社半年でも転職を成功させる4つのポイント ・自己分析をしっかり行う 自分がこれからどのようなキャリアプランを築いていきたいのか 、そのためにどのような経験やスキルが必要になってくるのかを明確にさせましょう。 また、今の自分の能力をどう仕事に活かせるのかもはっきりさせておくと、面接の際に困りません。 ・半年で辞めた理由をポジティブな理由に変換して伝えることができるか 半年で辞めてしまったことは面接官からマイナスな意味で捉えられがちです。そのため、 どのようにポジティブに伝えられるかがカギ となります。 自分のスキルアップや経験のため、本当にやりたいことが見つかったため、など、自分の言葉でプラスの言葉にいいかえるようにしましょう。 ・なるべく在職中に転職活動をする 離職してしまってから転職活動を始めると、金銭面で苦しくなってしまうでしょう。その焦りから、転職に失敗してしまう可能性も考えられます。 金銭的にも、精神的にも安定した状態で転職活動に臨みましょう。 目次へ まとめ 半年で仕事を辞めると、リスクやデメリットが数多く見られます。それらを考慮しても仕事を辞めたい、続けられない、という場合は、自分の中でなぜ仕事を辞めたいのか、これからどうしたいのかを明確にし、転職活動を進めていきましょう。 シェアするツイートする