【その転職、ちゃんと考えてる?】20代ならではの転職の悩みとは?悩みの対処法も紹介 作成日 : 2020.10.01 / 最終更新日 : 2020年10月22日 第二新卒の転職準備 Tweet 転職というのは、人生における大きな決断です。 とくに、まだ社会人として経験が浅い20代の場合、30代や40代とは違った悩みや不安を抱えがちです。 今回は、転職にまつわる悩みについて、20代にフォーカスを当てて解説します。 転職すべきかどうか現在進行形で悩んでいる20代の方は、記事の内容を参考にしてみてください。 この記事は約6分で読み終わります。 目次1 20代が抱える転職に対する不安とは?2 20代転職のメリット・デメリットを解説!3 転職での悩みを解消するためには?4 まとめ 20代が抱える転職に対する不安とは? どの年代であっても転職には不安がつきものですが、20代ならではの悩みというのがあります。 この項では、一般的な20代が抱える転職の不安や悩みについて解説します。 転職は人生の分岐点!決断は慎重に行おう 平成28年に厚生労働省が行った調査によると、20代の主な転職理由は以下の4つになります。 ・給料等収入が少なかった ・労働時間、休日等の労働条件が悪かった ・職場の人間関係が好ましくなかった ・仕事の内容に興味を持てなかった この4つの中でも、「給料等収入が少なかった」は最も多い回答となっていました。 労働時間や人間関係など理由はさまざまですが、やはり収入面に対する不満というのが、転職につながりやすい一番の要因だといえるでしょう。 「もっと条件の良いところで働きたい!」という強い気持ちから、思い切って転職を決断できるのも、まだ選択肢や可能性の多い20代だからこそといえるかもしれません。 とはいえ、転職は勢いで行うのではなく、よく考えてから慎重に決断したほうが安全です。 とくに、次の就職先の決まらないうちに現在の職場を退職してしまうのは、非常にリスクが高いです。収入が途絶えた状態で転職活動を行うことになるので、さまざまな面で苦労することになるでしょう。 しかし、「精神的に追い込まれている」など、心身の健康面に不調をきたしているようであればその限りではありません。こういった場合であれば、無理に仕事を続けるより思い切って退職するほうが、かえって状況が好転することもあります。 どちらにしろ、自分の状況に合わせて慎重な決断をすることが、転職においては重要だといえるでしょう。 出典:「転職理由別の統計」(厚生労働省) (https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/17-2/dl/kekka_gaiyo-04.pdf) 20代が陥りやすいキャリアプランの悩み 前述した4つの理由もそうですが、20代の転職理由の多くは「将来に対する不安」が根本となっています。 現代は非常に変化の激しい時代だといえます。好景気だった過去の日本と違い、大企業であっても倒産するケースは珍しいことではなくなりました。 先行きが不透明な社会だけに、キャリアプランやライフプランを考えるのも容易ではありません。 結婚、子供、親の介護など、将来への不安は尽きることないでしょう。そういった意味では、20代にとっての転職とは、将来への不安を解消する方法のひとつなのかもしれません。 20代転職のメリット・デメリットを解説! ここまでは、一般的な20代の主な転職理由や悩みなどを紹介しました。 収入面や将来への不安など、ややネガティブな要素が目立ちます。 しかし転職活動においては、20代は他の年代よりも有利なことが多いです。 この項では、転職における20代ならではのメリットとあわせて、注意すべき点について解説します。 20代で転職するメリット 多くの場合、企業は20代の求職者に対しては、実績よりもポテンシャルを重視する傾向にあります。 そのため、まったくの未経験であっても、意欲さえあれば異業種への転職も比較的成功しやすいでしょう。最近では「ポテンシャル採用」を積極的に行っているベンチャー企業なども多くあります。 ポテンシャルに関しては、年収面でも優遇されることがあります。 将来性が見込まれれば、実績のない20代でも給与にポテンシャル分を加算する企業もあります。これも20代ならではのメリットだといえるでしょう。 20代の転職で注意すべき点 前述したように、他の年代と比べると20代はポテンシャル採用の面において有利だといえます。しかし実績より可能性を見てもらえるからといって、ポテンシャル採用を甘く考えてはいけません。 転職を行うということは、年齢が若くてもれっきとした中途採用者です。新卒者ではありません。面接の際は意欲をアピールするだけでなく、ある程度の社会人経験や成果についても話せるようにしておきましょう。 また、未経験の異業種へ転職するのであれば、応募先の企業や業界について念入りに調べておくことが大切です。 もしも転職先が自分に合わなかった場合、再び転職活動を行うはめになります。そうなった場合、エネルギーを浪費するだけでなく、自分の職務経歴に「短期退職」という実績がついてしまうなど、マイナスばかりもたらしてしまうでしょう。 転職での悩みを解消するためには? 最後に、転職の悩みを解消するポイントを紹介します。 将来への不安や社会人経験の浅さなどが原因で、20代は転職に対して悩みを抱きがちです。 理想的な転職を成功させるためにも、悩みは可能な限り解消していきましょう。 転職の悩みを軽減させる3つのポイント 20代ならではの転職に関する悩みですが、ある程度ポイントさえ押さえれば大きく軽減することができます。 以下が3つのポイントです。 1.周りのネガティブな意見に惑わされない 職場で転職の話をすると、人によっては上司や同僚からネガティブな意見を言われることもあるかもしれません。 「自分たちの業務負担が増えるから」「心配だから」「今後も一緒に働きたいから」など、転職に対して否定的な意見を言ってくる理由はさまざまです。 しかし転職は自分自身のために行うことなので、周りの意見にとらわれる必要はありません。信頼できる人の意見には耳を傾けるべきですが、それ以外の言葉は参考程度に止めておきましょう。あくまでも自分主体で考えることが大切です。 2.不満やストレスの原因を知る 仕事に対する不満や、転職にまつわるストレスの原因を具体的に把握することは、転職を行ううえで大切です。 働きながら転職活動を行う場合、仕事の合間に面接を行うなど普段より多くのエネルギーが必要になります。こういった状況は慢性的な疲労を生みやすくなり、仕事や転職活動の妨げになってしまうでしょう。 しかし、不満やストレスの原因を明確にしておけば対処も行いやすくなります。少しでも疲労が緩和できれば、転職活動にも集中しやすくなるでしょう。 3.自分が求める条件を明確にする 多くの場合、転職を考えるということは「現在の仕事に不満がある」という意味でもあります。 逆にいえば、自分が満足できる条件を把握することは、次の転職先を決める際の基準として役立ちます。 仕事に対して自分が求める条件が明確になれば、求人探しもスムーズになるでしょう。 それだけでなく、今後の働き方や目的などが見えるようになるので、将来の不安を軽減することにもつながります。 まとめ 先行きの見えない社会だからこそ、20代の転職には多くの悩みがつきまといます。 将来に対する悩みだけでなく、ビジネスマナーや効率的な求人探しなど、転職活動に関する悩みも社会人経験の浅い20代ならではといえるでしょう。 悩みを抱えすぎると転職活動だけでなく、仕事や生活面で支障をきたすおそれがあります。そうならないためにも、本記事で紹介した悩みの解消法などを日頃から実行してみてください。 シェアするツイートする