キュレーションメディアとは?運用失敗しないための4つの注意点

キュレーションメディアの概要と運営するときに、どのようなことに注意するとよいのかをまとめてあります。注意点4点を挙げているほか、おすすめのキュレーションメディアを紹介しています。キュレーションメディアの運営を考えている人に役立つ情報満載です。

キュレーションメディアとは

キュレーションメディアとは、ネット上にある膨大な情報からユーザーが関心のありそうな情報を集めて、公開・共有するサイトやアプリのことです。

キュレーションメディアのキュレーションとは、ある一定のテーマのもとに情報を集めてまとめたものを、広く他の人に紹介したり、共有するWebメディアのことを指します。

そもそもキュレーションという言葉は、英語で人の力で情報を収集してまとめるという意味があります。

美術館や博物館にいる学芸員のことを、英語でキュレーターといいます。これはキュレーションを業務として行っている人だからです。キュレーションメディアもこの学芸員のしている業務に似ています。

キュレーションメディア運用の注意点

キュレーションメディアを運営したい時には、どのような点に注意をしないといけないのでしょうか。

本記事では、キュレーションメディアをこれから立ち上げて運用していこうという人や会社に向けて注意点をご紹介します。

情報の信頼性

キュレーションメディア運用する際に、重要なことに「情報の信頼性」があります。キュレーションメディアで、短期間で記事数を増やすために事実と違うことを述べたり、嘘が記載されていることで閉鎖となったニュースがありました。

根拠がないことを事実のように掲載することは、ユーザーに多大な迷惑をかけます。医療関係のキュレーションメディアでは、命にも係わる可能性もあります。

このようにネットから様々な情報を得る人が多いため、情報の信頼性は重要です。

無断転載

キュレーションメディアを運営する際に、無断転載に注意を払う必要があります。なぜ、無断転載がだめなのかというと、他人の書いた文章、イラスト、写真などには、著作権が発生するからです。そして、勝手に使用すると著作権法違反となるからです。

もしも、他人が書いた文章を引用したい時は、著作権法の条例に定められた正しい方法で使用する必要があります。

専門家のチェック

キュレーションメディアを運用するにあたり、記事の内容によっては専門家のチェックが必要となります。 

キュレーションメディアやポータルサイトなどで情報を得る人が多いというのは、先ほども述べた通りです。その人たちが間違った情報を鵜呑みにしたら、大変なことになります。そのため、専門知識がない者がコンテンツを書かないほうがいいといわれています。

医療、不動産などの専門的なコンテンツのキュレーションメディアは、資格を有した人によって監修やファクトチェックをすることで、ユーザーに間違った情報が伝わるのを防止できます。

キュレーションメディアの例

ここでは、代表的なキュレーションメディアと、そのメディアの概要について簡単にご紹介します。

ぜひ、これらのキュレーションメディアの特徴を知り、これから運営を考えているメディアに活かしましょう。

グノシー

株式会社Gunosyが運営しているニュース系キュレーションメディアが、グノシーです。インターネットのニュースを独自のアルゴリズムで収集するのが特徴の1つで、対応しているプラットフォームは、iPhone、iPad、Android、パソコンです。 

グノシーは、ユーザーが読んだニュースの傾向を分析して配信を行います。また、ユーザーの好みに合わせてニュースを集めてくるほかにも、オリジナルのコンテンツも展開しています。

食べログまとめ

食べログまとめは、株式会社カカクコムが運営をしているキュレーションメディアです。同じく運営している食べログとは、また異なったグルメの情報を提供してくれるメディアです。

食べに行ったレストランなど飲食店の口コミが掲載してある食べログと異なり、食べログまとめでは、レビューをする人のテーマ性などによって飲食店、グルメを数店舗一度の紹介することができます。

MERY

MERYは、株式会社DeNAが運営する女性向けキュレーションメディアです。 

MERYはファッションから恋愛まで、女の子のトレンド情報が満載のメディアアプリで、iPhone、Android、パソコンなどで利用することができます。

ターゲットが「かわいくなりたい女の子のためのインターネットサービス」というのがあり、女の子のユーザーが自分の好みのものを簡単に見つけることができるようになっています。

情報をキュレーションするだけでなく、オリジナルのコラム、タイアップ企画などが充実しています。