自社をメディアに取り上げてもらうには?ふたつの方法をもとに解説

企業の広報担当者にとって、自社がいかにメディアに取り上げてもらうかは頭を悩ませる問題です。今回は、自社がメディアに紹介された場合の効果を紹介するとともに、メディアに取り上げてもらうために、その具体的な方法をふたつの方法に分けて見ていきます。

メディアに取り上げられることで起こる効果

会社や、その会社の新製品などがメディアに取り上げられることで、様々な効果が期待できます。現在、新聞、テレビやラジオなど従来のメディアの他に、インターネットやSNSなどその種類自体が多様化しています。

こうしたなかで、自社が様々なメディアに取り上げられることで単に認知度が高まるだけではなく、社会において信頼性を高める効果もあります。

さらに、現代のメディアは情報が瞬時に連鎖しますので、ひとつのメディアに取り上げられると、他のメディアも取材しやすくなりますので、更なる露出が広がります。

そしてメディアに取り上げられることで取引先も広がり、大企業や有名企業との取引へもつながる場合もあります。こうしたメディアに取り上げてもらうことで起こる効果を詳しく見ていきます。

認知度や信頼感が増す

自社の情報をメディアに取り上げられた場合、様々な効果が自社のビジネスにもたらされます。そのひとつが、自社や自社の製品に対する認知度や信頼感の向上です。

自社の情報は、通常は広報活動によってプレスリリースなど自社発信によって広める方法があります。しかしこの方法は、自社側からの一方的な情報発信ですので、宣伝効果としては限られたものとなります。

更なる宣伝効果の拡大とより多角的な情報伝達方法が、メディアに取り上げてもらうことです。さらに様々なメディアに取り上げてもらうことは、客観的な評価にもつながるためその情報性の信頼性も高めることが出来ます。

例えば、自社の新商品に関する情報がメディアに取り上げてもらうことにより世間に拡大し、信頼性が向上すれば、結果的に売り上げの向上が見込めます。

さらに別のメディアからの取材が来やすくなる

次に紹介するメディアに取り上げられることで起こる効果としては、一度メディアに出て注目されると次に繋がり易くなります。

現在、新聞、テレビ、ラジオなどの主要メディアの他にも、インターネットや様々な媒体を通じたメディアが存在します。これらのメディアは互いに相関しながら情報を伝達しています。

例えば小さなメディアから取り上げられた情報は、やがて大きなメディアへどんどん取り上げられるようになります。

このメディアの相乗効果がメディアに取り上げてもらう大きな利点です。この効果は最大限に利用したいところです。

大手企業や有名企業と取引しやすくなる

最後に紹介するメディアに取り上げられることで起こる効果としては、取引する顧客の拡大効果です。

自社の商品が様々なメディアに取り上げられれば、それだけその商品に関する信頼性が増すことに繋がります。これにより今までは取引のなかったお客様との取引も増え、さらには、大企業や有名企業とも取引しやすくなります。

 

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どんな会社・商品がメディアに取り上げてもらいやすいのか

メディアに取り上げてもらうためには、まずは取り上げられやすい会社や商品自体を知る必要があります。品質が確かな商品であっても、それだけではメディアには取り上げられません。メディアに取り上げてもらうためには、様々な要素が必要になります。

今回はそのメディアに取り上げてもらいやすい内容について、2つのポイントに絞って詳しく紹介します。この最低限のポイントを押さえておけば、商品開発の段階でよりメディアへの露出を念頭においた開発が出来ます。

これに、メディアを活用した商品戦略や販売計画も組めるようになります。

価値があるもの

初めに紹介するメディアに取り上げてもらいやすい内容は、基本的な要素ですがその商品自体にメディアに取り上げられてもらうべき価値があるかという点です。

各メディアに共通していることは、メディアは視聴者、読者にとって価値のある情報を提供したいと考えていることです。そのためには紹介する会社や商品に取り上げられるための価値が必要です。これをニュースバリューと呼んだりします。

このニュースバリューのある商品を開発しましょう。そのためには、商品を差別化したり付加価値を与えたりするほか、季節をとらえたもの、期間限定品、流行の最先端などよりメディアに取り上げられやすい要素を加えましょう。

話題を生み出しそうな会社

会社がメディアに取り上げてもらうためには、話題を生み出しそうな会社情報が必要です。特に消費者がメディアを通じて面白いと感じるものを持っている会社が、より様々なメディアに紹介されます。

ニュースバリューのある会社には、例えば驚くようなサプライズやユニークな特徴、社長や社員が個性的などネタ性、話題性が必要です。これらのポイントを押さえ、自社についてこれらの要素を探してみましょう。

 

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メディアに取り上げてもらうための方法

メディアに取り上げてもらうための具体的な方法も見ていきます。メディアごとにそのアプローチ方法が異なりますので、メディアに取り上げてもらう情報に最適なメディアの種類を選びましょう。

最適なメディアを選ぶことが、最も自社をメディアに取り上げてもらう際の近道となります。しっかり内容を確認し、ぜひ参考にして下さい。

プレスリリースを発信する

まずメディアに取り上げてもらうための具体的な方法はプレスリリースを発信することから始まります。プレスリリースとは新聞やテレビなどのメディアに情報を知らせるための文書です。

社内の情報、新商品や新店舗のお知らせについては、まず自社のプレスリリースを作成します。

そしてこのプレスリリースを積極的に各メディアに発信しましょう。その内容は情報を単に紹介するだけではなく、目に留まりやすい文書の作成にはコツが必要です。

具体的には、下記の点に気を付けます。

(1)タイトルが非常に重要です。各メディアに興味を持たれそうなキーワードを並べ、目立つようにしましょう。

(2)文字を大きく太くしたりして、目立たせたい部分を強調しましょう。

(3)プレスリリースの主旨を2~3行で要約し、忙しいメディア関連の人がすぐに把握できる内容にしましょう。

(4)ポイントを絞り込み、箇条書きや画像、写真やグラフなどのビジュアルを工夫しましょう。

(5)内容は公共性、社会性のある情報であることが求められます。個人的な内容や、非社会的な要素は排除しましょう。

SNSで話題作りをする

メディアに取り上げてもらうためには、プレスリリースでのアプローチの他に、SNSで話題作りをすることも重要な要素です。

現在、SNSでの投稿内容がニュース番組など様々なメディアに取り上げられることは多いです。このSNSをフル活用して会社や商品の情報を提供しましょう。

 

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現代の会社の広報戦略において、メディア戦略は重要な要素です。さらにSNSなどメディア自体を制作することも戦略的に有効な手段のひとつです。

さらに、Web上の検索エンジンを意識し、よりこの検索にヒットするために対策であるSEO対策を充実させることも、よりメディアに取り上げてもらうための重要なステップです。

最後に、一度メディアに取り上げられれば、問い合わせ対応や増産体制など、様々な対応が必要になり大変と考える場合があります。しかしその前に、まずはしっかりとメディアに取り上げてもらうことを優先的に考えましょう。そこからが全てのスタートとなるからです。