web担当者とは?まずは役割を理解しよう!
多岐にわたるweb担当者の役割。どのような種類があるのか、どのような仕事をするのか紹介いたします。
web担当者とは?
web担当者とは、主に企業内でwebやデジタルを活用して、成果を出すために様々な施策を行う人です。例えば、webマーケティングやweb デザイン、プログラミング等が含まれる場合があります。
ただ、明確な定義はなく、企業によって業務内容が異なりますので、ざっくりと捉えて頂ければと思います。
専任の人もいるけれど、他業務との兼任の場合も多い
企業によっては、専任もあれば他業務との兼任もあります。他業務との兼任の場合、「広報担当とweb担当」、「総務とweb担当」等の組み合わせがよくあるパターンです。
ただ、兼任ではなく専任で行っている場合、企業戦略上、webやデジタルの活用が重要視されていたり、内製化に力を入れていたりする場合があります。
web担当者の仕事内容
先述したように、web担当者の仕事内容は多岐にわたります。メインどころをピックアップして紹介いたします。
- SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)
Googleで検索順位を上げるために、サイトコンテンツやリンク、使いやすさ(ユーザビリティとも言います)を改善したり対策したりすることです。
上位表示させるためには、Google独自の検索アルゴリズム(簡単に言うと、どのサイトを上位表示させるかというルールです)に沿ったSEO対策をする必要があります。
このアルゴリズム、頻繁にアップデートされますが、理念に沿ってGoogleは検索エンジンの順位を変えているので、その理念を理解しておくと短期的な順位変動に惑わされずに記事をつくることができます。
(引用)
Googleが掲げる10の事実
https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html
- アクセス解析
GoogleAnalytics(Googleが提供するアクセス解析ツールです。有料版もありますが、基本無料で使用することができます。)等のツールを使って、サイトを解析し、改善点を見つけます。
例えば、Google Analyticsならサイトの訪問者数や使われたデバイスはPCかスマホか、どこ経由でサイトを訪問したのか等のデータを計測することができます。
- web サイトの更新管理
自社サイトやサービスサイトの情報更新や管理を行い、最新情報を顧客に届けることを主にします。新サービスや商品の更新はもちろん、古い情報を削除することやサーバー、ドメインの更新も行います。また、最近ですと、SNSアカウントの運用も含まれる場合もあります。
他にも、問い合わせや資料請求等がエラーで動かないときやサーバー障害が発生したとき等、サイトのトラブル窓口として対応することもあります。
web担当者になったら?
web担当者と一口に言っても、様々な役割や求められることがあることがあることが分かりました。また、最近では様々なSNSが出されたり、新しいwebマーケティングツールがリリースされたりと、webの世界も目まぐるしく変わっています。
web担当者の仕事は広範囲になりますが、まずは自社サイトのチェックから始めてみましょう。
自社サイトのチェック方法
- 自社サイトの目的を確認する
webサイトの目的とは、「ユーザーにどんな情報や印象を持ってもらいたいか」と私は定義しています。
どんなに伝えたいことを盛り込んでも、そのサイトを見てくれるユーザーに的確に伝わらなければ意味がありません。ユーザーの知識レベルや興味・関心度合いに合わせて、サイトを制作、更新することが重要です。
例えば、「自社サービス〇〇の強みを理解してもらい、受注機会を増やしたい」、「〇〇に悩んでいる人に思い出してもらえる会社にしたい」等が挙げられます。
また、自社サイトと言っても、会社概要やサービス全体等を掲載しているホームページだけではなく、新卒・中途の採用サイト、サービスに特化したサイト等、様々なサイトがあります。
それらのサイトがユーザーに一番伝えたいメッセージは何か、どんな印象を持ってもらいたいかを一度、言語化することをおすすめします。
- 体制を見直す
自社サイトを運営しているのはどの部署や担当者なのか、システムやサーバーは誰が構築・管理しているのか、また外注しているものは何か等、web業務に関わるメンバーや運営体制を確認しましょう。
web担当の業務引き継ぎだけではなく、確認したいことがあった際、誰に確認すればいいかを把握しておくことで、スムーズに業務を進められます。
- 目標の設定と現状の課題を確認する
課題とは、目標と現状のギャップだと私は定義しております。
目標が既に決められているのでしたら、その目標と設定された背景を確認しましょう。背景を知ることで、自社の強み・弱みや市場について理解を深めることができます。
目標が決められていないのでしたら、よく掲げられるであろう目標を下記致しますので、是非参考にしてみてください。
- 新規ユーザーを○月までに月間○万人から○万人に増やす
- 資料請求数を○月までに月間○○人から○○人に増やす
- 採用エントリー数を○半期までに月間○○人から○○人に増やす
- お問い合わせ件数を○半期までに月間○○人から○○人に増やす
- Googleでの上位表示率を来期までに○%にする
- 課題を分析する
前述したようにGoogleAnalytics等のツールを使って、サイトを解析し、改善点を見つけます。
また、競合他社のサイトと自社サイトを見比べてみて、競合他社はどのようなデザインや構成、コンテンツが含まれているのかを分析してみましょう。
簡単な方法は、下記のとおりです。
①Googleでユーザーが検索しそうなキーワードで検索する。
例えば、結婚相談所を運営しているなら「結婚相談所」や「結婚相談所 地名」、「結婚相談所 40代」等のキーワードで検索します。
一つのキーワードだけではなく、少なくとも5つ以上のキーワードで検索することをおすすめします。
②上位表示している企業をピックアップする
③自社サイトと競合他社を見比べる
前述したように、競合他社のサイトと自社サイトを見比べてみて、競合他社はどのようなデザインや構成、コンテンツが含まれているのかを分析してみましょう。
④自社で取り組めそうな施策を取捨選択する
競合他社が実施している施策をすべて取り入れられればベストですが、社内工数や予算の兼ね合いで取捨選択しなければならない場合もあります。その際、自社で実現できるかどうかを見極め、導入してみましょう。
まとめ
以上、初めてweb担当者になった人なら知っておきたい、役割や仕事内容、実務について基本的な知識について解説しました。
webの技術やサービスは日々進歩しています。基本知識だけではなく、新しい技術やサービス、マーケティング等の情報を取り入れ、自社の課題解決に役立てましょう。
また、社内での課題解決が難しい場合は、他社に依頼するのも一つの手です。
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