目次
相互リンクとは
相互リンクとは、2つのウェブサイト同士でお互いのリンクを張り合うことです。相互リンクすることで、外部サイトとのつながりが持てるようになります。
相互リンクは外部サイトから被リンクを獲得できるため、自社サイトへのアクセス数が増加に寄与するでしょう。また、適切な相互リンクであればSEO効果が期待できることもあることから、相互リンクを活用するサイトは多いです。
相互リンクの例は以下のとおりです。
・A社のブログ記事からB社のブログ記事にリンクを送り、B社のブログ記事からA社のブログ記事にリンクを送る ・A社のコーポレートサイトからB社のオウンドメディアにリンクを送り、B社のオウンドメディアからA社のコーポレートサイトにリンクを送る |
ただし闇雲に相互リンクをしても、ユーザーにとって有益な情報が載っているとは限らないので、必ずしもアクセス数が増えるというわけではありません。あくまで重要なのは、関連性のあるサイトと相互リンクすることです。
相互リンクで得られるSEO効果
相互リンクで得られるSEO効果は以下のとおりです。
・ドメインパワー向上が見込める
・アクセス数が増える
・ユーザーの利便性が向上する
SEO効果をひとつずつ解説します。
ドメインパワーの向上が見込める
自社サイトと関連性が高く、信頼性が高いサイトと相互リンクすることで、ドメインパワー(検索エンジンからの信頼度を数値化したもの)の向上が見込めます。
ドメインパワーが強い良質なサイトと相互リンクすると、『信頼できる情報を提供している』と検索エンジンから判断されやすいからです。
このドメインパワーが強くなれば、クロールされやすくなり検索エンジンに早い段階で表示される可能性も高まります。その分、難易度の高いキーワードでも上位表示できる見込みも得られると覚えておくと良いでしょう。
アクセス数が増える
相互リンクによって、外部サイトから自社サイトへの流入が増えるるので、アクセス数も増加します。
同じテーマやトピックを扱っている関連性の高いウェブサイトであれば、ユーザーの興味関心と合致するため、リンクをクリックして、自社サイトに訪れてくれるでしょう。
ユーザーの利便性が向上する
ユーザーの求める回答や、より役立つ情報が載っていれば、ユーザーにとっての利便性が向上すると考えられます。
相互リンクがあることで、ウェブサイト内のあるひとつの情報に対して、別角度からの情報を補うことができるため、ユーザーの満足度を向上できると考えられます。
例えば、ダイエットの方法を解説する記事内に、ダイエットに役立つおすすめの食品や器具の紹介記事が相互リンクしていれば、ダイエットの方法を学んだ後に次の具体的な行動に移りやすいでしょう。
相互リンクのデメリット
相互リンクのデメリットは以下のとおりです。
・適切な相互リンクでない場合はサイトの評価が下がる
・Googleのガイドライン違反に該当することがある
デメリットをひとつずつ解説します。
適切な相互リンクでない場合はサイトの評価が下がる
ユーザーにとって有益ではない、質の低いウェブサイトからの被リンクは自社サイトの評価を落とすことがあります。相互リンクをする時は、相手のウェブページを確認することは忘れずに行いましょう。
Googleのガイドライン違反に該当することがある
過度な相互リンクは、Googleのガイドライン違反に該当することがあります。
Googleは、過度な被リンクや不自然な被リンクを禁止しているため、相互リンクの数が増えすぎるとガイドライン違反に該当します。
ただし、相互リンク募集サイトや自動相互リンクサイト以外で、低品質なリンクの明確な基準はありません。
ユーザーにとって有益なコンテンツを有するサイト同士が、自然な形で相互リンクすることが重要です。
SEO目的の相互リンクで避けるべき行為
相互リンクする際には、以下の行為を行わないでください。
・相互リンク募集サイトを使う
・自動相互リンクツールを使う
・相互リンク目的のページを作る
上記の行為を避けるべき理由を解説します。
相互リンク募集サイトを使う
相互リンク募集サイトを使うと、品質が低いサイトと相互リンクする可能性があり、自社サイトのSEOに悪影響があるため、避けてください。
相互リンク募集サイトでは、ユーザーの役に立たないサイトが多く、自社サイトに良い影響がありません。
それどころかペナルティの原因にもなり得るため、使わない方が良いです。
自動相互リンクツールを使う
自動相互リンクツールも低品質なサイトと相互リンクになる可能性があるため避けましょう。
自動相互リンクツールは、品質が悪いサイトでも登録できるため、品質が良いサイトが利用するメリットがありません。
Googleのガイドライン違反になり、ペナルティを受ける可能性が高いため、控えてください。
相互リンク目的のページを作る
相互リンクのために、相互リンク専用のページを作らないでください。
相互リンク集などのページを作成すると、Googleのガイドライン違反に該当するからです。
ガイドライン違反に該当すると、インデックス削除により検索エンジンに表示されなくなったり、検索順位の下落に繋がったりしてしまいます。
相互リンクの依頼方法
相互リンクするためには、以下のいずれかの方法で相手サイトに依頼する必要があります。
・相互リンク募集サイトを使う
・2つのサイトを作成して相互リンクする
・ほかサイトのメールフォームなどから相手に依頼する
・自動相互リンクツールを使う
前述のとおり、相互リンク募集サイトや自動ツールでは、スパム判定される可能性があるので使用は避けてください。
相互リンク目的のページを作って1つのサイトを相互リンクさせることも避けましょう。
このなかでもご自身で確認した中で、良質だと判断した他サイトにメールなどで直接依頼することがおすすめです。
自社サイトのコンテンツの品質がよく、相手にとっても有益であれば相互リンクしてくれる可能性が高いです。
良質なサイトが見つかった場合は、以下のようなメールを送信しましょう。
◯◯(相手サイトの名前や公開されている名前)様 初めまして。突然のご連絡恐れ入ります。 貴社サイト(http://www.xxx.xxx/xxxxx/)での発信情報と弊社が運営する「〇〇」をテーマとしたサイト(http://www.xxx.xxx/xxxxx/linklink.html)と親和性が高く、相互リンクする形でご掲載していただけないかと思い、ご連絡差し上げました。 ■相互リンクのメリット また、ご不明点等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。 |
相互リンクに関するよくある質問
相互リンクに関するよくある質問は以下のとおりです。
・相互リンクは個人のサイトでも効果は発揮する
・相互リンクでスパム判定を受けるとどうなる?
・信頼性が低いサイトから相互リンクの依頼がきたらどうする?
よくある質問にひとつずつ回答します。
相互リンクは個人のサイトでも効果は発揮する?
相互リンクはたとえ個人のサイトであっても効果があります。
個人サイトの場合でも、同じテーマのサイト、コンテンツの質が高いサイトに相互リンクを依頼してください。
質が低いサイトやガイドラインに違反することもあるため、相互リンク先は厳選して選びましょう。
相互リンクでスパム判定を受けるとどうなる?
スパム判定を受けると、検索エンジンからの評価が下落して、検索順位が低下します。関連性が低い、相互リンクの数が多い、相互リンク先のサイトの質が低いなどがスパム判定になりやすいです。
スパム判定を受けるとGoogleからの評価を取り戻す手間がかかるため、スパム判定を受けないように相互リンクしてください。
まとめ
相互リンクを正しく利用することで、Googleからの評価が上がるため、アクセス数の増加や検索順位の増加が見込めます。
しかし、闇雲な相互リンクはペナルティにもつながることもあるため、適切な相互リンクを行わなければいけません。
本記事で紹介したことを活かして、ユーザビリティを高めつつ相互リンクを構築していきましょう。