検索エンジンから評価されるSEOとは?評価基準や具体的な対策方法を紹介

コンテンツのSEOがGoogleの表示順位に影響していることは知っていても、その評価の基準については詳しく説明できないという方は多いでしょう。 SEO評価の基準は主に、「疑問や課題に答えているか」「質の高いコンテンツを扱っているか」「YMYLの場合は信頼度が高いか」「ユーザビリティは低くないか」の4つです。 この記事では、GoogleのSEO評価が決まる仕組みや評価基準、SEO評価を高める具体的な手法について解説します。また、後半ではSEO評価を高めることによって得られるメリット、避けるべき注意点についても解説します。 Googleの評価基準を踏まえた、正しいSEO評価の基準を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

そのSEO施策、
十分な費用対効果を感じていますか?

  • コンテンツを量産しているが検索順位が上がらない/順位が下がった
  • 上位表示はできているけど、一向にCVが増えない
  • そもそも理解が浅く、いまの取り組みが最適なのか判断できない

このようなSEOに関する悩みは、御社専属のコンテンツマーケティングチーム「未知」にお任せください。小規模サイトから大手の上場企業のオウンドメディアまで、幅広い分野での実績が豊富です。検索1位を総なめしCVも期待できるハイブリッド型のコンテンツSEOをご提供します。

10社限定でサイト診断も実施中!

まずは実績を確認してみる

SEO評価の基準とは

SEO施策を行ううえで検索エンジンからの評価基準を明確にしておきましょう。評価基準には主に4つの要件があります。

・疑問や課題に答えているか
・EEATが揃った質の高いコンテンツを扱っているか
・YMYLカテゴリの場合は信頼性が高いか
・ユーザービリティは低くないか

例えば、Googleの場合は「検索品質評価ガイドライン」に準じる形で評価をしています。それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

疑問や課題に答えているか

評価の基準のひとつに、ユーザーが抱えている疑問や課題に、コンテンツが答えているかという点があります。

そもそも、ユーザーは疑問や課題が発生しないと検索行為をしません。そのため、検索後に閲覧したページ内にて、その疑問や課題を解決できる内容を記していることが重要とされています。

コンテンツを制作する際は、ユーザーはなぜこのキーワードを検索ボックスに入力したのか、なぜその情報を知る必要があるのかを考えましょう。

ユーザーの検索意図を正確に把握しているコンテンツは、評価基準に達していると判断され、上位表示されやすい傾向があります。

E-E-A-Tが揃った質の高いコンテンツを扱っているか

E-E-A-Tが揃った質の高いコンテンツを扱っていることも、SEO評価の基準のひとつです。

そもそもE-E-A-Tとは、経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取った略称です。

特に近年のGoogleはWebサイトの品質を保つために、E-E-A-Tを重視する傾向にあります。

ただし、E-E-A-Tは直接的にランキングに影響する基準ではありません。4つのポイントを押さえた上で、独自の情報を加えているコンテンツは、間接的にSEO効果につながるとされているのです。

出典:​​有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル

YMYLカテゴリの場合は信頼性が高いか

扱っているコンテンツがYMYL(Your Money or Your Life)カテゴリのものであれば、信頼性の高さがSEO評価に大きく影響します。

YMYLはGoogle検索品質評価ガイドラインで示されている特別な分野であるため、E-E-A-Tを意識したコンテンツを作成して、信頼性や権威性を向上させる必要があります。

なお、YMYLに該当するのは、クレジットカードやローン、株式投資などの金融の話、病院や病気、サプリメントなどの医療の話、さらに法律や教育、ニュースなどです。

ユーザビリティは低くないか

SEO評価の基準に、ユーザビリティが低くなっていないことが挙げられます。コンテンツの分かりやすさ、操作しやすさが評価に直結するということです。

例えば、必要性の高い情報は一目でわかるようになっていることが大切です。具体的には、文字に装飾をしたり、箇条書きを活用したりといった対策があります。

ユーザビリティが低いと、コンテンツから離脱してしまうユーザーが増えます。長時間滞在してくれるユーザーを増やすために、コンテンツの分かりやすさや操作性に注目しましょう。

目次へ

検索エンジンの評価が決まる仕組みとは

基本的にクローリング、ディスカバー、インデックス(データベースに含まれて検索されるようになること)、ランキングという順序を経てから決まります。今回は、Googleを具体例として解説していきましょう。

1.Googleの検索エンジンは、ウェブ全体を巡回(クローリング)します。クローリングが終わると、過去のデータと照らし合わせることで、新しいページや更新されたページが発見(ディスカバー)されます。

2.ページごとにインデックス登録が行われます。インデックスとは、コンテンツの情報をGoogleのデータベースに格納することです。

3.インデックスに登録されたページの中から、ユーザーの検索したキーワードに最も関連性が高いページを順位付け(ランキング)します。

このように、検索エンジンではクローリング、ディスカバー、インデックス、ランキングという仕組みによってウェブページの評価が決まります。

評価を高める手法

評価を高める手法は3つです。

・キーワードをリサーチして最適化する
・内部リンクの関連性を高める
・モバイルファーストインデックス(MFI)を意識する

それぞれ詳しく解説していきます。

キーワードをリサーチして最適化する

コンテンツを作成するときに、キーワードをリサーチして最適化しましょう。キーワードをリサーチすることで、ユーザーの検索意図やペルソナの設定が可能になるためです。

具体的には、以下の検索ツールを使うのが一般的です。

・Googleキーワードプランナー
・Ahrefs
・SEMrush

検索ツールを使用して、ユーザーが実際に検索しているキーワードやボリュームを把握します。また、競合サイトがどのようなキーワードをターゲットにしているかを調査することも重要です。

内部リンクの関連性を高める

内部リンクの関連性を高めることで、SEO評価を高められます。理由は、コンテンツの全体の構造が明確になるためです。

また、ユーザーが知りたい情報を内部リンクとして設定することも効果的です。

ユーザーは必要な情報にアクセスしやすくなることで、コンテンツの滞在時間が延びるという好循環が生まれます。内部リンクの挿入は、インデックスを最適化する手法のひとつです。

モバイルファーストインデックス(MFI)を意識する

SEO評価を高めるには、モバイルファーストインデックス(MFI)を意識することが大切です。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、コンテンツをスマートフォンで見たときのサイトデザインのことです。

Google が掲げる10の事実の中に、情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない、という記載があります。

5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。スマートフォンで、メールやカレンダーの予定を確認したり、動画を見たり、そしてもちろん Google 検索にさまざまな方法でアクセスしたり、世界中の人々が多様なタスクをスマートフォンで行えるよう取り組みを行っています。また、Android をオープンソースのモバイル プラットフォームとして無料で公開し、世界中のモバイル ユーザーのために、さらなるイノベーションを促進したいと考えています。Android は、インターネットを形作ったオープン性をモバイルの世界にもたらします。ユーザーにより多くの選択肢や革新的な新しいモバイル体験を提供するだけでなく、携帯通信会社、メーカー、デベロッパーにも収益の機会をもたらします。

引用:Google が掲げる 10 の事実 – Google

このことから、Googleがスマートフォンなどのモバイル端末でも見やすい、ユーザビリティを意識したコンテンツ作りを重視していることがわかります。

特にモバイルユーザーが焦点を当てているのは、以下の2点です。

・ページの読み込み速度
・レスポンシブ対応している

ページの読み込み速度で最適な目安は、2秒から3秒以内です。3秒以上かかる場合は、画像の圧縮やブラウザキャッシュの利用、不要なスクリプトの削除などをして、読み込み速度を改善しましょう。

また、レスポンシブとは、スマートフォン、タブレット、パソコンなど、どのデバイスでも快適にウェブサイトを閲覧できることを指します。近年は、特にモバイルファーストインデックス(MFI)を意識することが効果的です。

目次へ

SEOに注力し、検索エンジンからの評価を高めるメリット

それぞれ詳しく解説していきます。

成約率の高いユーザーとつながれる

SEOを用いて検索エンジンからの評価を高めることで、成約率の高いユーザーとつながるチャンスがあります。そもそも、検索ボックスに入力するユーザーは、潜在的な悩みや課題を抱えています。

そのため、ユーザー個別の悩みや課題を解決できる提案をすれば、成果(コンバージョン)につながる可能性が高まるでしょう。

企業のブランディングになる

Googleなどの検索エンジンで、企業のコンテンツが上位に表示されることで、信頼性と知名度を上げられます。

また、市場での存在感を高めることで、長期顧客を獲得するハードルが下がります。SEO評価を高めて企業をブランディングすることによって、将来的に経営に安定感を持たせられるでしょう。

目次へ

評価を下げてしまう?避けるべき注意点

検索エンジンからの評価を下げてしまう避けるべき注意点は3つです。

・コンテンツやタイトルをコピーする
・同一ドメイン内でコンテンツが重複する
・権威性の低い外部リンクを利用する

それぞれ詳しく解説していきます。

コンテンツやタイトルをコピーする

同一テキストやタイトル、見出しのコピーは控えましょう。なぜなら、検索エンジンがランキング上位に同一のテキストが出ることを嫌うためです。

コピーコンテンツと判断されると、Googleから低品質または悪質であると判断され、検索順位の低下やインデックスから削除されるリスクが生じます

一方で、検索エンジンはオリジナルコンテンツを高く評価する傾向があります。言い回しや表現方法を変えてオリジナルコンテンツとしてリリースすることが重要です。

同一ドメイン内でコンテンツが重複する

同一ドメイン内でコンテンツが重複すると、検索エンジンのSEO評価は下がります。検索エンジンが「どのページがどの検索キーワードと関連があるの?」と混乱するためです。

結果として、検索エンジンは重複するページのランキングを下げるか、ページそのものをインデックスから除外します。ユーザーも、同じ内容のページが複数表示されると、不信感を持つ可能性があります。

重複したページがすでにある場合は、Canonicalタグを使用して検索エンジンにどれがメインページであるかを知らせることが効果的です。

権威性の低い外部リンクを利用する

権威性の低い外部リンクを挿入すると、検索エンジンのSEO評価は下がります。例えば、低品質なサイトやスパムサイトへの誘導には注意が必要です。

一次情報を記載していない権威性・信頼性の低いサイトを外部リンクすることで、コンテンツ自体の信頼性を損うことになりかねません

外部リンクは、政府や大学、医療機関など、専門家によって提供される、信頼性・権威性が高いサイトを使用しましょう。

目次へ

まとめ

SEOの実施において検索エンジンからの評価基準は、「ユーザーの疑問や課題に答えているか」「質の高いコンテンツを扱っているか」「YMYLの場合は信頼度が高いか」「ユーザービリティは低くないか」の4つです。

評価を高めるためには、EEATが揃ったコンテンツを作成する、内部リンクの関連性を高める、モバイルファーストインデックス(MFI)を意識するというポイントを押さえる必要があります。

また、コンテンツのコピーや複製、権威性の低い外部リンクの利用など、注意点を意識しながらSEO評価を高めていきましょう。