目次
企業が情報発信をする目的
企業が情報発信する目的は、自社の商品やサービスの認知度向上および顧客の獲得、採用活動へつなげることです。
自社サービスの認知度アップのためには、サービスの強み・弱みをよく理解し、訴求する必要があります。さらには適切なタイミングで質の高い情報を発信することで、顧客の獲得率も上がるでしょう。
情報発信で自社独自の取り組みや働き方を示し、社風や社員の雰囲気までも知ってもらうことが可能です。自社へ興味関心を持ってもらえる仕組みを情報発信で作ることができれば、採用活動にもつながるのです。
企業が情報発信する方法・メディア
企業のブランディングや顧客獲得のためには、メディアをうまく使い分けたうえで、情報発信力を高めることが必要です。
企業が情報発信する方法には、大きく分けて下記の3種類があります。
・ペイドメディア ・オウンドメディア ・アーンドメディア |
情報発信力を上げることと同じく、どのような方法・ツールで情報を発信していくかということも、企業にとっては重要なポイントです。
各メディアには、それぞれの特徴があるため、企業の特性や発信する情報の内容によってうまく使いわける必要があります。効果的にメディアを使うことで、ユーザーの流れが良い循環になり、結果として企業の情報発信力につながります。
Web広告研究会のなかでも、これからの時代はWeb上で行うマーケティングに、トリプルメディアの活用が必要になってくると言われており、注目されている広告媒体の分類になっています。
企業の情報発信力を上げるためにも、ぜひこの機会に参考にしてみてはいかがでしょうか。
ペイドメディア
ペイドメディアとは、その名のとおり費用を払うことで取得できる広告のことです。ペイドメディアの代表的な例は以下のとおりです。
ペイドメディア |
特徴 |
テレビ・ラジオのCM |
幅広い視聴者層に情報発信できるが、製作費や放映料などの費用が掛かる |
新聞・雑誌 |
歴史が長く、特定の顧客層から信頼が得やすい |
インターネット上の広告 |
低価格で幅広いユーザーにアプローチできる |
プレスリリース |
メディア関係者に自社情報を幅広く伝えられる |
ペイドメディアはほかの方法と比較して費用がかかるものの、不特定多数のユーザーの目に留まるため、短期的な広い情報発信に向いています。
長期的な運用をするためには、莫大な費用がかかってしまうので、短期的に結果を出すためにも、発信する情報の精査はもちろんのこと、どのようなユーザーにどのような影響を及ぼしたいかといったターゲティングが重要になってきます。
しっかりと適切な情報発信を行うことができれば、大きな影響を与えることができる広告なので、この機会に利用してみるのも良いでしょう。
オウンドメディア
オウンドメディアは、企業が自社のなかで所持しているメディアのことを指します。代表的なオウンドメディアは、以下のとおりです。
オウンドメディア |
特徴 |
コーポレートサイト |
・自社に関する情報をわかりやすく伝え、ブランディングにつなげられる ・企業からの重要な情報を届けられる |
ECサイト |
・商品やサービスについて詳しく伝え、商品購入につなげられる |
ブログ |
・SEOの知識がある程度必要だが、さまざまな情報発信ができる |
メールマガジン |
・長文の内容が送れる ・LINEより開封率が低くなるものの、メールアドレスは登録されやすく、より多くの人に発信できる ・50代以上はメルマガで情報を得ている人が多い |
オウンドメディアは、企業が自ら所有するメディアのため、完全に自社でコントロールできる点が強みです。
情報の密度、デザイン、内容といったものを企業の思惑どおりに作り上げることができるので、企業の魅力をより詳しく伝えることが可能になってきます。
ペイドメディアとは違い、元々企業に興味を持ったユーザーが訪れる傾向があるため、瞬間的な興味を引くことができなくても、企業の情報を知ってもらうことができる可能性が高くなります。
オウンドメディアの特性は、短期的な効果を期待するのは難しいという点です。そのため、長期的な運用を考え、じっくりと結果が出るまで継続して情報を発信していく必要があります。
参照:プレスリリース|【調査レポート】1,110人の生活者に聞いた「企業に求める情報発信とコミュニケーション方法」
アーンドメディア
アーンドメディアは、ユーザー同士がやり取りできるメディアのことを指します。アーンドメディアの代表例は以下のとおりです。
アーンドメディア |
特徴 |
|
・ユーザーとリアルタイムで気軽に交流でき、情報の拡散力がある |
|
・閉鎖的だが世界的な利用者数は多く、リアルなつながりが反映される |
|
・写真投稿に特化しており、自社の世界観が伝わりやすい |
YouTube |
・親しみやすさを出しながら、文章では伝わりにくいことを動画で発信できる ・ほかのSNSと連動可能 |
最大の特徴は、ユーザー同士のやり取りによる情報拡散力があるといった点です。
アーンドメディアは、ユーザー同士だけでなく、企業とユーザー間のコミュニケーションも可能なので、発信された情報に対しての意見交換を活発に行うことができます。
また、ほかの方法・ツールと比べて、導入コストが低いので、近年多くの企業で情報発信に採用されています。
アーンドメディアは、既存客に対して信頼を得やすい反面、情報の精査が足りないと誤解を招く可能性もあるので、アカウントの運営を複数人で行う、研修を行うなどといった対策が必要になってきます。
基本的には、興味や関心によってつながる媒体なので、発信する情報がそれらを引き付ける内容でないと、結果がついてきません。そのため、ユーザー目線に立つことやトレンドを押さえるといったさまざまな要因を考える必要があります。
成功すれば、低コストで莫大な広告結果を得ることができるので、まずは、アーンドメディアを利用して情報発信力を高めていくというのもひとつの手でしょう。
情報発信にお困りの方は、データに基づくコンテンツマーケティングを軸としたWebマーケティング事業を行う未知株式会社のような企業を利用してはいかがでしょうか。
企業が情報発信力を上げるには
企業にとって結果をもたらす活動をするためにも、情報発信力を上げなければなりません。
情報発信力を上げるには、まずユーザーが求める情報を知るということが重要になってきます。ユーザーは、タイトルや見出しといった情報から興味を抱き、情報源にたどり着いてきます。
数ある情報のなかから、自社の発信した情報を見てもらうためには、ユーザーの求める情報を押さえ、興味を引き付ける必要があります。
どのような情報がユーザーに求められているかを知るための具体的な方法として、キーワードの検索ボリュームを検索し、そのキーワードがどれくらい検索されているかを調べるといった方法や、人気のあるメディアはどんな情報を発信しているか調べるといった方法があります。
良質な情報というのは、ユーザーのことを徹底して考えられた内容になっています。情報発信力を上げるためには、企業側ではなく消費者の視点に立ってみたり、ときには動物の視点に立ってみたりとさまざまな視点を身に着けるということが必要になってきます。
企業が情報発信するメリット
企業が情報を発信することには、さまざまなメリットがあります。今では、多くの企業がいろいろな方法で企業の情報を発信するようになりました。しかし、知識のない方にとっては、不安を感じたり、難しいといったネガティブなイメージもあります。
企業が情報を発信することで得られるメリットとしてまず挙がってくるのが、自社のビジョンを明確にできるといった点です。
情報発信を行う際には、その情報について精査する必要があります。自社が何について発信するかといったことを精査するなかで、ビジョンが明確になってきます。
自社のビジョンが明確になり、それを発信していけば、広い範囲の人々に、自社を知ってもらう機会が増えます。そのことは、新たに案件を獲得する際や、採用活動の面においても有利に働くでしょう。
企業が情報発信するときのデメリット・注意点
企業が情報を発信するときのデメリット・注意点は、以下の2つです。
・正確な情報を発信する ・時間や手間が掛かるので早めに準備をする |
例えばSNSは気軽に情報発信しやすいですが、ユーザーにとって主な情報収集先でもあるため、投稿内容に責任をもつことが大切です。
情報の受け取り方は人それぞれのため、発信内容によっては誤解を招く可能性があります。モラルを守り、誤解を招かないように正確な情報を発信しましょう。
内容によっては炎上や情報漏洩の恐れがあり、信頼が低下する可能性も考えられます。ソーシャルメディアガイドラインを厳守し、情報の取り扱いに注意して使用しましょう。
また企業が情報発信をしていくには通常の業務に加え、SNSの投稿ネタを考えたり、アカウントを運用したりする必要があり、時間や手間がかかります。リソースを管理して、どの程度前から動き出す必要があるのか把握し、計画的に実施しましょう。
まとめ
企業が情報発信する方法・ツールは、大きく分けて以下の3つです。
・ペイドメディア
・オウンドメディア
・アーンドメディア
それぞれの方法・ツールには特徴があります。うまく使いわけることで効果的に情報発信することが可能です。
情報発信力は、企業のブランディングや顧客獲得などのために大切であるため、これからさらに求められていくといわれています。
しかし情報発信は、発信する内容を考えたり長期的に更新・運用したりなど、時間や手間がかかります。自社での情報発信が難しいと感じている場合は、ぜひ未知株式会社へご相談ください。