サイト導線の重要性と難しさ
まず、コンテンツマーケティングはユーザーにコンテンツを見つけてもらう、読んでもらうだけが目的ではありません。
せっかくコンテンツに興味を持ち、読み進めてくれたユーザーをできるだけ長い間サイト内に滞在してもらったり、次のアクションへつなげるためのサポートを自然とサイト内で行うこともコンテンツマーケティングには必要です。その方法の一つがサイト導線。
ただ、むやみやたらにコンテンツ内に「お問い合わせはこちら!」、「資料請求はこちら!」などと強引な導線を付ければいいわけでもありません。
コンテンツ内にたどり着いたユーザーは、何に悩んで今のコンテンツにたどり着くのか、そのコンテンツを読んで、次にどういったアクションを取るのかを予測し、そのアクションに合わせた導線を設けなければ意味がないのです。
サイト導線は分析と改善が必要
サイト導線が大切とはわかっていても、なかなかユーザーの考えを予測するのは難しいですよね。
だからこそ、サイト導線を設定した後、その導線が最適な導線だったかどうかをGoogle Analyticsなどで分析し、間違っているのであれば改善。そして、他にも導線を設ける必要があれば、新たな導線を設定します。
主に、そのサイト導線が最適かどうかを見るポイントは3つ。
・ランディングページ(ユーザーがサイトのどのページを最初に見たか)はどこなのか
・よく見られているページはどこなのか
・ランディング後のユーザーの行動
ランディングページはどこなのか
まず、ランディングページがどこかによって、今ユーザーがどのフェーズにいるのかを把握します。そのユーザーのフェーズに合わせて、次につなげる導線はCVに近いページか、それとも他の情報コンテンツページにするかを判断します。
よく見られているページはどこなのか
そして、よく見られているページがどこなのかが分かれば、きちんと導線設定が行えているのか、もしくは予測を間違っているのかが判断できるのです。ここで、よく見られている理由がわかれば、その段階でサイト導線の設定が間違っていても、より良い導線設定にできるきっかけにもなります。
ランディング後のユーザーの行動
最後に、ランディング後のユーザーの行動を把握する理由は、こちらが予測した通りユーザーがサイト内を回遊しているのかを見極めるためです。
しかし、中には予測した通りサイト内を回遊していても、行動の結果CVにつながっていない場合もあります。このような場合は、そもそもサイト内でユーザーがCVにたどり着くまでに必要な情報が、補完し切れていないということです。
適切な情報コンテンツページを設け、導線を再度設定し、また分析する。この繰り返しが適切なサイト導線を設定するために必要ということですね。
まとめ
以上、コンテンツマーケティングを成功させるために、適切なサイト導線が必要であることを紹介しました。
弊社でも日々、自社メディア(転機速報・住まいる)やお客様のサイトと向き合いながら、サイト導線が最適かどうかも調査しています。その調査の繰り返しが、またより良いコンテンツマーケティング運用につながっていると思います。
なかなか、自社サイトのコンテンツ運用を行いながら、分析、改善を行うのは難しく、どうしても工数がかかってしまうものです。
だからこそ弊社でも、コンテンツディレクターとサイトを分析する担当を分け、協力し合いながらコンテンツマーケティングを行っています。
サイト導線が最適かどうかも含め、コンテンツマーケティングの運用にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。