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BtoB企業こそ始めたいメディアプロモーション
メディアプロモーションは、BtoC企業が行うというイメージが強いかもしれません。ですが今、BtoB企業のメディアプロモーションの重要性が高まっています。
なぜBtoB企業のメディアプロモーションの重要性が高まっているのでしょうか。BtoB企業が積極的にメディアプロモーションを行っている事例を紹介しながら、BtoB企業が始めるべきメディアプロモーションについて詳しく説明します。
メディアプロモーションを始めるべき理由
BtoB企業の提供する商品やサービスは高額であることが多く、簡単に決済して購入というわけにはいきません。導入の検討には長期間かかることが一般的なため、サイトへ訪れる回数も多くコンテンツに触れる機会がおのずと多くなります。
メディアプロモーションがしっかりしていれば、稟議にもかけやすく担当者も社内でプレゼンが容易になります。また、必要としてくれる人がダイレクトにアクセスしてくれるため、資金回収もしやすいというメリットもあります。
デメリットを挙げるとすれば、BtoBでのメディアプロモーションはBtoCほど浸透しておらず、どのように展開するべきか情報が少ないということです。
BtoBのプロモーション事例1:ミナジン
株式会社ナミジンは、人事労務総合サービスを提供している企業です。主な取引先は従業員数が100名から200名の中小企業です。
中小企業は自社でシステムを築いているところは少なく、労務管理のシステムは外部から導入する場合がほとんどです。そのため、導入して終わりではなく、労務管理システムの運用方法が重要になります。
そこで、ミナジンは未知に依頼してWebメディアを立ち上げました。その結果、Webメディアを見たという問い合わせが増加したので、BtoBのプロモーションとしては成功事例といえるでしょう。
成功につながったのは、Webメディアでのコンスタントな記事の更新です。記事の作成を社内で行うと、どうしても通常業務の片手間になってしまい、更新が滞りがちになってしまいます。
また社内業務には精通していても、コンテンツマーケティングの分野では素人ということもあるでしょう。コンテンツマーケティングの観点からアドバイスなどを得られるのも、未知のような専門の会社に依頼することの大きなメリットです。
BtoBのプロモーション事例2:コクヨ株式会社
コクヨ株式会社は、いわずと知れた文具用品やオフィス用品を販売する大手企業です。コクヨ株式会社はBtoCのだけでなく、BtoBのプロモーションにも力を入れています。
コクヨ株式会社は「WORKSIGHT」というWebメディアを立ち上げ、働く環境という視点からワークスタイルを提案しています。BtoCだけではなく、働く人の環境に目を当てたことが、BtoBプロモーションを成功させたといえます。
ただ機能性が高いオフィス用品を売り出すよりも、働く人の側に立ちユーザー視点の情報発信を行ったことで、競合企業との差別化に成功しました。競合会社や競合製品のなかで勝ち残るには、企業の強みやノウハウを最大限活かすことが重要になります。
「WORKSIGHT」が発信する情報に価値を感じたら、頻繁にWebサイトへ訪れてくれる「見込み客」が増えます。さらに上質なコンテンツを更新することで、見込み客との間に信頼関係ができれば顧客獲得へとつながる要因になります。
BtoBのプロモーション事例3:株式会社キーエンス
自動車・半導体・工業用機械・電気機器など、幅広い分野の製造業に測定器などの提供を行っている、株式会社キーエンスの事例をご紹介します。株式会社キーエンスは製造業や機械関係の仕事をしている人ならば、お世話になっている人も多いのではないでしょうか。
このような大手企業でも、BtoBの地道なプロモーションを実践しています。株式会社キーエンスが運営するオウンドメディア「バーコード講座」では、バーコードの基本原理や読み取り原理などが詳しく紹介されています。
他にも、QRコードの仕組みやバーコードの印字方法などさまざまなコンテンツがあり、無料でダウンロードできる資料も豊富です。読んでいるだけで物知りになり、誰かに話したくなるような楽しいコンテンツも発信されています。
ホワイトペーパーなどのコンテンツを豊富に取り揃えたことが、BtoBプロモーションを成功させた事例であるといえます。ですがそれだけではなく、読んでいて楽しいと思えるコンテンツを配信しているところも魅力のひとつです。
豊富な無料ダウンロード資料は、株式会社キーエンスの専門性と信頼性を高めるのに十分な役割りを果たしています。