BtoB企業必読!自社の広告費の予算・ターゲットにマッチした広告出稿方法

企業に対してビジネスを行うBtoB企業が、メディアに広告出稿したいと思ったときに広告費の予算や出稿する広告の種類など、さまざまな悩みが出てくるのではないでしょうか?そこで、今回は広告費の予算の算出方法やターゲットに合った広告出稿方法を解説します。

BtoB企業の広告費の予算立て方法

BtoB企業が製品やサービスを紹介するメディア広告を出稿したいと思ったときに、ターゲットや予算が重要になります。これらを踏まえた上で、広告出稿の方法を考えましょう。

ここでは、広告費がどういったものか、またどのような方法で広告費の予算を立てたら良いのかを詳しく説明していきます。

広告費とは

広告宣伝費とは、テレビや雑誌といったメディアを使って自社の製品やサービスをPRするコストです。製品やサービスの認知度を上げ、売上アップに繋がります。

自社のブランドイメージを構築するためにも広告宣伝は重要ですが、広告を出すメディアによって広告費が異なります。広告出稿を検討する際に、広告宣伝費にどれだけの予算を充てればよいか悩む方も多いでしょう。

そこで、広告費の予算の立て方について詳しく解説します。

広告費の予算立て方法

多くの人の目に留まるゴールデンタイムのCM枠や雑誌の表紙周りの広告枠は、高額な広告費が設定されていますが、必ず売上に繋がるとは限りません。しかし、広告宣伝を何もしなければ認知度が上がることもないでしょう。

そこで大切なのが、売上に対して広告費の予算をどれくらい充てるかをしっかり決めておくことです。広告費の予算を決めるにはいくつかの方法がありますが、もっともポピュラーなのが「売上×一定の比率・割合=広告宣伝費」です。

その後、投資した広告予算に対してどれだけの利益が確保できたかを確認し、毎年広告費の見直しを行うことが大切です。

BtoB企業が行う5つの主な広告出稿方法

法人向けのビジネスを行うBtoBマーケティングにおいて、効果的な広告出稿方法がいくつかあります。

今回はその中から5つをピックアップして、それぞれの特徴を紹介します。自社が広告出稿する目的に合わせて、適切な出稿方法を検討してください。

ディスプレイ広告・リスティング広告

サイトやアプリにあらかじめ設けられた広告スペースに掲載される広告を「ディスプレイ広告」といいます。テキストや画像、動画の広告を出稿できます。

ビジュアルを使った広告を掲載できるので、ブランディングに力を入れたいBtoB企業に適した広告出稿方法です。

一方「リスティング広告」は、Yahoo!やGoogleといった検索エンジンの検索ワードに連動して表示される広告です。リスティング広告には、検索連動型広告、コンテンツ連動型広告の2種類があります。

検索連動型は、検索結果画面の上部やサイドにテキストで表示される広告です。

一方、コンテンツ連動型広告は、ユーザーがワードから興味のあるコンテンツを導き出し、ブログやニュースサイトに表示させる広告です。こちらはテキストだけでなく、バナーが表示されることがあります。

リスティング広告は、ターゲットを絞ってPRしたいBtoB企業におすすめです。

PPC広告

PPC広告とは、Pay Per Click広告の略称です。通常、雑誌や新聞には広告の掲載枠が設けられており、1枠に対して広告掲載費が設定されています。一方、PPC広告は1クリックごとの料金設定がされている広告を指します。

そのため、広告が表示されるだけでは広告費は発生せず、広告をクリックされることで初めて広告費が発生します。広告宣伝に無駄な費用をかけたくないというBtoB企業におすすめの広告出稿方法です。

また、基本的に広告をクリックするユーザーは、広告内容に興味を持ったユーザーが多いため、成果に繋がりやすいといわれています。

SNS広告

SNS広告とは、その名の通りTwitterやInstagram、FaebookといったSNSのユーザーに向けて配信できる広告を指します。通常の投稿に混ざってタイムラインに表示されるのが特徴です。

多くの人が目にするSNS上に広告を出稿できるので、企業やサービスの認知度アップを目標とするBtoB企業に適しています。

SNS広告は、手軽に出稿できてリスクが少ない点がメリットです。テレビCMや雑誌の広告のように、広告を作るために凝った素材を集める必要はありませんし、広告費も低料金なので気軽に出稿することができます。

さらに、SNS広告ではターゲットをピンポイントで狙うことができるのも大きなポイントです。SNSを利用する際に、ユーザーは年齢や性別などの個人情報を入力します。その情報を利用して広告配信することができるので、ターゲットが明確なBtoB企業には有効であると言えます。

純広告・バナー広告

純広告・バナー広告とは、メディアが用意した広告枠を買い取って広告を掲載することです。検索ワードに連動して表示されるディスプレイ広告やリスティング広告とは違い、広告を出稿した特定のメディアに掲載されるのが特徴です。

ポータルサイトをまるまるジャックしたような広告やアニメーションを流すなど、オリジナリティの高い広告が出せるのも魅力と言えるでしょう。

大手のWEBサイトに出稿すると幅広いターゲット層にPRすることができるので、新商品や企業のPRを大々的に行いたいというBtoB企業におすすめです。

また、純広告やバナー広告はクリック課金型ではなく、基本的に一定の広告費が設定されています。そのため、インプレッションやPV、クリック数などを保証するという金額設定が多くなっています。

交通広告

交通広告とは、ラッピング車両や電車の中吊り、駅構内のポスターといった、交通機関を利用した広告を指します。また、タクシー後部座席に設置されたモニターを利用した広告も交通広告に含まれます。

特にタクシー後部座席のモニターでは、セキュリティやクラウドサービス、名刺管理サービスといったBtoB企業向けサービスのCMが多く流れています。

 

ターゲットに合わせた方法で広告を出稿しよう

これまで紹介した通り、BtoB企業の広告出稿にはさまざまな広告出稿方法があります。広告費を無駄なく使って自社の商品がサービスをPRするためには、どの広告を出稿すればよいか迷うのではないでしょうか。

そこで重要なポイントが、どんなターゲットに伝えたいかを考えることです。BtoBの広告出稿は、潜在層・準顕在層・顕在層に向けて広告を展開します。自社のターゲットはどの層が多いか確認したのち広告出稿先を検討しましょう。

潜在層

潜在層とは、自社の商品やサービスについての知識がない、ニーズがあるか分からない顧客層を指します。このような層の顧客が多いBtoB企業だと、まずは認知度を上げることが大切です。

潜在層にはメディアでのアプローチも有効です。また、多くの人の目に触れる確率が高い、ディスプレイ広告やリスティング広告、交通広告などの純広告の出稿で認知度向上をはかると良いでしょう。

広告費が比較的高額であることや直接売上に繋がる確率が極めて低いことなどがデメリットに感じがちですが、まずは認知度を上げるという目的であれば純広告が適しているといえます。

お悩みの方はぜひ、未知ブランディングメディアへご相談下さい。

準顕在層

準顕在層とは、商品やサービスの需要はあるが自社の商品を知らないという層です。この場合、サービスのニーズはあるので、自社の商品やサービスを知ってもらうことで、サービスを選ぶ際の検討材料に加えてもらえる可能性があります。

そのため、ディスプレイ広告やリスティング広告、SNS広告、交通広告などが効果的です。

顕在層

顕在層とは、サービスのニーズがあり自社を認知した上で、購入を検討している顧客層です。顕在層は何かきっかけがあれば売上に繋がる可能性がありますので、ディスプレイ広告やリスティング広告などが効果的です。

このように、BtoB企業向けの広告出稿もさまざまですので、ターゲットに合った広告出稿方法をしっかり検討してみましょう。