目次
ブランディングサイトの目的は?通常のサイトとの違い
ブランディングサイトは、企業が消費者へブランドイメージを伝えることを目的としています。ブランディングサイトでは、ユーザーがブランドの世界観を効率的に体験できるコンテンツを提供することにより、ブランドロイヤリティを獲得する効果があります。
これまでブランディングといえば、イベントでキャンペーンや新聞広告、テレビCM等のマス広告が中心でした。近年のスマートフォンの普及拡大等によって、ブランディングサイトの担う役割が高まっています。
ブランディングサイトは、通常の情報サイトやオンラインショップサイトと違い、ユーザーに好印象と興味を与え、購買意欲を促進させる「訴求力」を優先したサイト設計をします。
そのため、ブランディングサイトでは商品やサービスの詳細な情報よりも、ビジュアルを多用したものが多くあります。
ブランディングサイトのメリットとは?
ブランディングサイトには、どのようなメリットがあるのでしょうか。商品・サービスの内容、また業態などによって、さまざまなものが考えられます。ここでは、代表的なメリットをご紹介します。
ブランドイメージの認知につながる
ユーザーの多くは、ニーズに適した商品・サービスを探す際にネット検索を利用します。
ブランディングサイトは、特定のブランドに対して購買意欲のないユーザーに対して、商品カテゴリーの検索を通じてブランドイメージを認知してもらう機会をつくりだします。また、ブランドイメージには、サイトに流入してきた人に与える印象につながります。
自社の商品やサービスに興味をもつユーザーはもちろんのこと、自社ブランドを知らないユーザーに、ブランドイメージを認知してもらうことにより、商品購入やサービス購入の可能性は大いに高まるでしょう。
イメージアップによる信頼感
ブランディングサイトでは、通常のサイトとは違いイメージがよくなる可能性が高く、ビジュアルを多用することによって、企業の目指すブランドイメージを明確かつ繊細にユーザーへ伝えることができます。
企業の目指すブランドイメージがユーザーに伝わることによって、商品・サービスのイメージアップにつながります。自らのニーズと商品・サービスの適合性を確認でき、ブランドへの信頼感アップにつながるでしょう。
口コミなどで広がる可能性もある
ユーザーは、自分のお気に入りの商品・サービスを第三者へ紹介する場合、ブランドへの信頼感があることで、より安心してお勧めできます。そのため、ブランディングサイトの存在は、口コミをする側のユーザーの安心感へとつながります。
ブランディングサイトを構築するために
折角ブランディングサイトを作成するのであれば、自社のブランドイメージが効果的に伝わるサイトを作成したいものです。
ブランディングサイトの構築において、一般的なブランド構築の際の手順とあまり変わりませんが、媒体がWebサイトであることに十分注意しましょう。具体的な作成手順は、以下の通りです。
ブランディングのためのペルソナ作成
まず、ブランディンのためのペルソナを作成しましょう。ペルソナとは、「商品・サービス利用者の典型的なユーザー像」のことです。商品・サービスには、「美容に興味を持つ20から30代女性」等の大まかなターゲット像が必ずあります。
ペルソナは、ターゲット像から、さらに一歩踏み込み、年齢、居住地、職業、ライフスタイル、生い立ち等、その人物が実際に存在しているかのように、具体的な人物像を描きます。
ブランディング構築においては、最初のペルソナ設定によって明確なターゲットを決定することにより、より効果的で具体的なブランディングを行うことができるでしょう。
ブランディングのためのイメージ想起
ブランディングのために、ユーザーに与えたいブランドイメージを想起しましょう。ブランドイメージの想起では、自社商品・サービスと顧客への深い理解が必要となります。
しっかりと市場調査を行い、商品やサービスの市場での立ち位置や、消費者が、すでに抱いているイメージなどを踏まえたうえで、ペルソナ像が好むブランドイメージを決定します。
会社全体を巻き込むための体制つくり
ユーザーの抱くブランドイメージは、ブランディングサイト以外にも実際の商品・サービスの品質や接客対応、サポート体制等あらゆる要素から構成されています。
そして、ブランディングサイトの一番の目的であるブランドイメージの認知・向上のためには、広報部門だけでなく、営業部門や販売部門等など、会社全体が一丸となって取り組む体制つくりが必要です。
そのためには、企業の目指すブランドイメージやブランディングにおける課題を会社全体で共有することを心掛けましょう。
「PDCAサイクル」を活用したサイト作り
サイト作成においては、「PDCAサイクル」を活用しましょう。
ブランディングサイト構築における「PDCAサイクル」とは、ユーザーへ伝えたいブランドイメージの想起(Plan・計画)、実際にブランディングサイトを作成(Do・実行)、定量的な分析による評価(Check・評価)、課題に合わせたサイトのアップデート(Action・改善)です
事例から見るブランディングサイト
ここからはブランディングサイトをより想像しやすくするために、事例からブランディングサイトを見ていきましょう
今治タオル
今ではブランドタオルとして認知されている今治タオル。真っ白で高品質なイメージをお持ちではないでしょうか。そんな今治タオルのブランディングサイトを見てみましょう。
タオルのイメージと同じように、白基調としたとてもシンプルなサイトになっています。ブランディングが成功したタオルも、真っ白な高級タオルを売りにしており、それと合わせて作られています。見れば、今治タオルらしさが伝わってくるのではないでしょうか。
今治タオルの事例から学べることとして、売り出したい、売り出している商品をより一層ブランディングサイトで支えるのであれば、一貫したブランドイメージを持つことが大切だと言えます。
セブンティーンアイス
江崎グリコ株式会社の提供している、アイスの自販機でお馴染みのセブンティーンアイスのサイトを見てみましょう。グリコのサイトは基本的に遊び心に溢れており、どこを見てもワクワクさせてくれるサイトになっています。
その中でも、セブンティーンアイスのサイトに注目すると、アイスを開けるようなアクションがあったり、自動販売機形式でのみんなが知りたい質問とその回答の紹介等は見ている人が飽きないようにと考え抜かれたサイトと言えるのです。
グリコのスピリットに「創る、楽しむ、わくわくさせる」というのがあり、それを商品開発だけでなく、サイトにまで浸透させている例となります。
参考:https://cp.glico.com/17ice/
ブランディングサイト最大の落し穴
ここまでにブランディングサイトの作成方法について述べましたが、サイトの完成が終わりではありません。素敵なブランディングサイトがいざ完成しても、それをユーザーに見てもらえなければ何の意味もないのです。
どのようにサイト集客をおこなえばよいのか、作成したブランディングサイトの集客方法について、一緒に考えてみましょう。
SEO
SEO(search engine optimization)とは、「検索エンジン最適化」という意味で、自社サイトをYahoo!やGoogle等の検索エンジンの検索結果上位に表示することです。上位に表示されることで、より多くの方にサイトを閲覧してもらえます。
SEOの有効な手段として、「特定のユーザーに対して有意義な情報を与える情報発信のwebサイトの作成」が挙げられます。
具体的には、対象ユーザーが商品購入の前に知りたいと思う情報を予測し、情報発信サイト上で該当ワードを用いた記事を執筆することによって、検索エンジン上の上位を獲得し、その記事内から見込み客をブランディングサイトへ案内します。
SEOを意識したサイトでアクセス数を集めることにより、対象ユーザーに絞った効果的な集客が期待できるでしょう。
リンク-未知ブランディングメディアの問い合わせはこちらから, https://www.mchs.co.jp/service/contents_seo/
広告
短期的な集客を狙う場合、「広告」は非常に有効な手段です。
ブランドイメージのターゲット像に合わせたWebサイトや動画サービス等への広告では、短期間で効率的なブランディングサイトへのアクセス数の増加が期待できます。ただし、ある程度の広告費用がかかってしまいます。
SNS
TwitterやInstagramなどのSNSを用いたブランディングも、若者を中心に効果的な集客手法です。SNSの利点としては、ユーザーに親しみやすい印象を与えるとともに、もともと想定していないユーザーからの認知につながります。
ブランディングサイトを有効な手段とするために
ブランディングサイトのメリット、作成手順、また作成後の集客方法について紹介しました。ブランディングサイトは、購入前のユーザーに対して、購入までに必要なさまざまな体験を効率的に提供できます。
ブランディングサイト作成において、伝えたいイメージに基づいたサイトの内容検討はもちろんのこと、完成後の集客方法まで力を抜かないように取り組むとよいでしょう。
もしブランディングサイトでお困りなら
未知株式会社なら、サイト運用のお手伝いができます。SEOや記事作成における知識が豊富ですので、任せて頂けたらブランディングに貢献します。
良ければ一度ご相談下さい。また、お役立ち資料も配布しているので、まずはそちらからご覧下さい。