目次
ブランディングメディアとは?
物や情報で溢れる現代では、単に良い商品やサービスを作るだけでは売れなくなってきています。そのため、ブランディングを行って競合他社との区別化をする重要性も高まりました。
また、ブランディングの方法にはいくつか種類がありますが、その中でもネットの普及によってブランディングメディアの重要性も併せて高まりました。
ブランディングメディアとは、メディアを通じて企業や商品、サービスなどをブランド化するために情報を発信したり、活動を行ったりなどして、メディアをブランド化することです。
ブランディングメディアのメリットデメリットは?
ブランディングメディアではいろいろな効果を得ることができます。
しかし、ブランディングメディアはメリットだけでなく、デメリットもあります。そのため、ブランディングメディアの活動を行う際には、メリットとデメリットの両方を把握しておく必要があります。
ブランディングメディアのメリット・デメリット
ブランディングメディアによって、オウンドメディアのブランド化に成功すれば、そのオウンドメディアを運営しているということで、企業自体の信用度も高めることができます。ユーザーの信頼度を高めることでファンを増やすこともできます。
ファンがオウンドメディアを利用することで、資料請求や問い合わせ、会員登録などによってユーザー情報を集めることもできるようになります。
また、オウンドメディアがブランド化することで認知度も広がり、情報を効率良く発信できるようにもなるため、ペイドメディアにかける広告費用を削減することも可能です。
ただし、これらのメリットを得るためには、オウンドメディアがブランド化するまで成長させる必要があります。オウンドメディアで効果を得られるほど成長させるためには、時間も手間もかかります。
さらに、時間と手間をかければ確実に成長するというものでもなく、コンテンツ制作のプロでも成長させることが難しい場合もあります。
ブランディングメディアの効果とは?
マーケティングの場合、その効果は商品やサービスなどの売上から具体的に把握することができます。しかし、ブランディングの場合は競合他社との区別化をするために、企業やメディアなどの本質的な価値を高めることが目的となるため、その成果を具体的には図ることはできません。
しかし、ブランディングメディアの場合はWeb解析を行うことで、ブランディングの成果を可視化することはできます。
ブランディングメディアの作り方
ブランディングメディアの成長をさせることはコンテンツ製作のプロであっても難しい場合があります。そのため、ブランディングメディアを成長させるためには、ブランディングメディアの作り方をしっかりと事前に把握しておく必要があります。
ペルソナ像の決定
オウンドメディアを立ち上げる際には、そのオウンドメディアを運営して、成長させることで、最終的にどのような効果を得たいのか、目的を明確にしておく必要があります。
目的を明確にすることで、オウンドメディアの内容がブレることがなくなり、成長や運営の方向性を定めることができます。
また、目的が明確になることで、ターゲット層も明確にすることができます。そのターゲット層の中でも、特に重要となるターゲットの条件を洗い出し、その条件を持ったターゲット像を設定します。
このとき、ターゲットには年齢や職業、性格、性別、家族構成、抱える悩みなど、細かく設定を行います。このような細かい条件を設定した人物像をマーケティングでは「ペルソナ」と言います。
ペルソナ像の設定はターゲット層へのマーケティング戦略を立てるために、非常に重要な役割を持ちます。
ストーリーの構築
ペルソナの設定が決まれば、そのペルソナがどのようにしてメディアのことを認知して、利用に至るのかを想定してストーリーを構築します。
ペルソナに設定されている条件が詳細であるほど、ストーリーをより具体的に想定することができるため、その後のマーケティング戦略を立てるための判断材料も具体的にすることができます。
逆に、ペルソナの設定を誤ってしまうと、その後に立てるマーケティング戦略の内容も誤ってしまうことになるので注意しましょう。
媒体を決める
ペルソナの設定により、商品やサービスの認知から利用までのストーリーを想定できたら、マーケティング戦略を立てます。
そのため、ペルソナに設定した条件から、ペルソナから認知されるためにはどのような媒体を活用することが適切なのかを考えることになります。
媒体には自社で運営するサイトやSNSのアカウントなどのオウンドメディア、雑誌広告やテレビCMなどを活用するペイドメディア、SNSの投稿やブログの更新などによるアーンドメディアなどがあります。
近年では、これらの媒体の中でもオウンドメディアを媒体にして、ブランド化を目指す傾向が強くなっています。ただし、オウンドメディアにもいくつかの種類があるので、適切なものを選んだり、組み合わせて活用する必要があります。
発信・PDCAを回す
オウンドメディアを成長させるためには、情報を継続的に発信していく必要があります。また、継続的に情報を発信しながら、目的の達成度やユーザーの利用状況を確認して、常に問題点や改善点を把握していく必要があります。
問題点や改善点を把握して、その後の対策を立てて、実行し、また目的の達成度やユーザーの利用状況を確認します。
このようなPDCAのサイクルを回すことによってオウンドメディアを成長させていくことができます。PDCAのサイクルを早く回すことでオウンドメディアの成長を早めることはできますが、それでもオウンドメディアの成長には時間がかかります。
そのため、オウンドメディアの成長は中長期的な視点で取り組む必要があります。