企業や商品のブランディングを行う際に、企業ロゴやブランドロゴを作成することが多くあります。
ブランディングにおいてロゴには重要な役割があり、作成にはブランディングの一環であることを意識することが大切です。
この記事では、ブランディングにおいてロゴにはどのような役割があるのか、作成時の注意点や、ブランディングの際に意識すべきポイントについて紹介していきます。
目次
ブランディングにおけるロゴの役割
ブランディングにおけるロゴの役割は、自社の利益にかかわるステークホルダーに対し、自社のイメージなどを明確に伝えることです。
企業やブランドのシンボルやアイデンティティでもあるため、ブランディングの顔ともいわれています。
ロゴにはさまざまな種類があり、シンプルなデザインのものから独自性が強いものまで幅広い点が特徴です。
では、ブランディングの手段としてロゴを作成することで、どのような効果が得られるのでしょうか。
ここからは、ブランディングにおけるロゴ作成によって、企業が得られる効果について紹介します。
ロゴによる効果
ブランディングでロゴを作成することにより、社内外にさまざまな効果が表れます。ロゴを作成する際には、社内外に対する効果につながることを意識しながら、作成すると良いでしょう。
・社外に対する効果
ロゴの社外効果は、認知スピードの速さとロゴを記憶してもらえる点にあります。ロゴから企業やブランドを認識することになるため、インパクトに残るものやシンプルで覚えやすいものが効果的です。
ロゴは、商品やサービスの品質を担保するものでもあります。たとえば、類似品が数多くある中で、自社のブランドロゴの認知が広まっていれば、自社の製品を選んでもらえる機会が増えるでしょう。
過去に経験した商品やサービスに関する情報が、ロゴひとつですぐに想起されるため、企業を認知してもらうための目印になる社外効果があります。
・社内に対する効果
ロゴの社内効果は、自己表現や意識付けができることです。
ロゴには、企業やブランドのコンセプトや特徴などのアイデンティティが込められており、企業のビジョンや社会に対する役割などのニュアンスが表現されています。
そのため、社員間で企業のビジョンが共有でき、「このブランドを背負っている」という自覚が生まれるのも効果のひとつです。
名刺や企業の制服など、普段から身につけるものにもロゴをつけることで、会社への帰属意識も高まります。
ブランディングにおけるロゴの作成手順
ブランドロゴを作成する際の手順について紹介します。「なんとなく」といったイメージで作成するのではなく、企業のビジョンなどの意味を込めることが大切です。
また、ブランドロゴを作成する際の注意点についても確認しておきましょう。
作り方
ブランディングのためにロゴを作成する際の、一般的な流れについて紹介します。
1.自社のブランドコンセプトを再認識する
ブランドに込める意味や趣旨など、自社のブランドコンセプトを再認識したうえでロゴ作成を行う必要があります。
また、ロゴ作成を外部に委託する場合は、自社のコンセプトをしっかりと伝え、企業のビジョンや商品、サービスなどの情報を共有するようにしましょう。
ロゴは大きくわけて「シンボルロゴ」、「テキストロゴ」の2種類があります。
シンボルロゴは企業やブランドのコンセプトをイメージし、意味やニュアンスをイラストなどで、アート調にデザインをしたものです。
一方でテキストロゴは、社名やブランド名をロゴとして採用しており、シンプルなものからテキストに色や変形などを加えて企業、ブランドをイメージしたものになります。
それぞれに特徴やステークホルダーに対して与える印象が異なるため、自社のコンセプトに合わせて選択しましょう。
2.ロゴを作成する目的や用途を明確にする
ロゴを作成する際には、どのような目的や用途で活用するかを明確にする必要があります。
商品にロゴを載せる場合、商品イメージとの親和性も重要です。
また、スタイリッシュなブランドイメージを目指しているにもかかわらず、ポップな印象のロゴになってしまうと、ステークホルダーに与えるイメージが意図から反れてしまいかねません。
ブランドのイメージとして適格か、使用する際に商品やサービスとの親和性がとれているかを確認するために、ロゴ作成の目的や用途は事前に明確にしておきましょう。
3.いくつかの候補案を作成する
ロゴとして実際に採用するものは、候補案を複数作成して比較しながら検討することが大切です。
自社のコンセプトにマッチしているのか、目的、用途に適したものなのかを念頭に置いて考える必要があります。
4.作成したロゴデザインをチェックする
作成したロゴのデザインをチェックし、選考基準を満たしているかを確認して最終決定を行います。
チェック基準にはさまざまな項目があり、コンセプトや用途などにマッチしているかだけでなく「競合他社との差別化ができているか」という点も重要です。
また、インパクトとして残るものやシンプルで覚えやすいものなど、ステークホルダーが視認、記憶しやすいものになっているかもチェックしましょう。
とくに、海外でも商品やサービスを展開する場合は、海外のターゲット層にどのように認知されるのかを基準にして判断する必要があります。
注意点
ブランディングの一環としてロゴを作成する際には、コンセプトや用途などのチェック項目を満たしているものであっても、ロゴとして機能するかを確認しなければなりません。
たとえば、企業イメージの表現として適切で違和感がないか、さらに海外の文化や宗教的背景を考慮できているか、などの確認です。
また、ほかのブランドと類似したロゴになると、ステークホルダーが混同してしまい、正確に認知できなくなる恐れがあります。
場合によっては商標権などの権利侵害につながる恐れのため、商標権のチェックも忘れずに行いましょう。
ロゴを作成してチェックする際に重要になるのは、企業のイメージやコンセプトが再現できていることと、ロゴが企業のリスク要因にならないかの点です。
ロゴに込めたコンセプトイメージをユーザーが認識、想像しやすいようにデザインを工夫する必要があります。
ロゴだけじゃなくブランディングが大事
ブランディングはロゴ作成がすべてではなく、自社が目指すブランドイメージを定着させるためにさまざまな活動を行うことが重要です。
ここからは、ブランディングを行う際に意識すべきことや、ブランディングの方向性に悩んだ時に活用できる未知株式会社のサービスについて紹介します。
ブランディングで意識すること
ブランディングで意識すべきことは「誰に」、「何を」、「どのように」伝え、企業のコンセプトを印象付けるかという点です。
ロゴ作成も同様に、作成したものがステークホルダーの印象に残らなければブランディングの成功にはつながりません。
「〇〇といえばこの会社」という印象付けをするためにも、提供するサービスや商品の質を磨き上げることも重要になるでしょう。
ブランディングが不安なら未知株式会社へ頼ろう
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まとめ
企業やブランドのロゴを作成するのはブランディング手段のひとつであり、ロゴがユーザーに与える印象はとても大きなものです。
有名ブランドだけでなく、日常的に目にすることが多いものやサービスや商品に強い印象を持ったものは、ロゴから企業を想起してもらいやすくなります。
ブランディングを行う際は、コンセプトや企業イメージとして目指したい方向性を明確にし、ロゴ作成以外の手段も併用していきましょう。