日本システムケア株式会社

問い合わせ・商談数が150%伸長!社会貢献活動の取り組みをウェブサイトで表現

案件概要

日本システムケア株式会社は、1989年の設立から「ITライフサイクル」をビジネスモデルに掲げる会社です。主な事業内容としてシステムの構築・運用・保守、法人向けのパソコン・OA機器の廃棄などのサービスを提供する中、近年はリサイクル・リユース事業を通じた環境課題解決活動に力を入れています。 未知株式会社はパートナー企業として、コーポレートサイトの全面リニューアルをお手伝いさせていただきました。今回は日本システムケア株式会社 代表取締役社長 中井 一 様(以下、敬称略)に、コーポレートサイトリニューアルの狙いと効果についてお話を伺いました。(インタビュアー:未知株式会社 坂本)

日本システムケア株式会社

https://j-sc.co.jp/

解決したい課題

  • 従業員のマインドセットの変更

  • 実際の環境活動とウェブサイトの不一致

施策

  • 企業サイトのリニューアル実施

  • 企業の理念や活動をより正確に反映

目次

社内外に「環境課題解決企業」という認知を拡大したい

坂本:

― はじめに、サイトリニューアルの背景についてお聞かせください。

中井:

当社は35年前に掲げた企業理念「ITと環境の融合を図り、社会の成長に貢献する企業を目指す」を打ち出していましたが、実際には従業員のマインドセットがコスト競争力に偏重していました。

私が2022年10月に入社した際、創業者から「ITと環境の融合を図って人と社会の成長に貢献する企業にしてほしい」という思いを引き継ぎました。そこで、まずは従業員のマインドセットを企業理念に沿ったものに切り替えることを目標にしました。

また、対外的にも産業廃棄物処理事業とリユース・リサイクル事業を差別化したいという構想がありました。その中でも特にリユース事業、つまり「使い続ける」ということに重きを置いた事業展開をしていきたいと考えており、環境に配慮したリユースに力を入れていることを明確に打ち出したいと思っていたんです。

坂本:

― そのような目標がある中、サイトリニューアルを選んだ理由は何でしょうか?

中井:

私が入社してから、環境課題の解決や社会貢献活動を積極的に進め、プレスリリースなどで発信していました。そうすると従業員や社外の方々がサイトを見るようになってきたのですが、サイト自体が環境貢献のイメージになっていなかったんです。

このままでは私たちの活動の意義が正確に伝わらないおそれがありましたので、発信の土台となるプラットフォームを変える必要があると感じ、サイトリニューアルに踏み切りました。

問い合わせ・商談数が大幅増!社員の環境課題に対する意識向上にも効果が見られた

坂本:

― 多くの制作会社がある中で、未知株式会社にサイトリニューアルをご依頼いただいた決め手は何でしょうか?

中井:

印象的だったのは、サイト制作の過程において様々な意見交換やブレインストーミングを一緒に行ってくれたことです。一般的には社内で企業イメージやサイトの構成を固めてから制作会社に依頼しますが、未知株式会社は最初の段階から入っていただき、新しい発想やアイデアを一緒に出し合いながら進めていきました。

また、担当者の木村さんや小野さん、デザイナーの山口さんが非常に熱意を持って取り組んでくださいました。その時に感じた一体感は、まるで社内のプロジェクトチームのようでした。特に木村さんは執行役員に就任された後も毎回ミーティングに参加してくださり、そのコミットメントに感銘を受けました。我々も見習わなければいけませんね。

坂本:

― ありがとうございます。リニューアル後の変化についてお聞かせください。

中井:

定量的には、問い合わせ数と商談数が大幅に増加しました。リニューアル前の4月、5月と比較すると、リニューアル後の6月からは問い合わせが100件超、商談数も約2倍に増加しています。この時期には特別なPR活動は一切していませんので、明確にホームページリニューアルの効果だと考えています。

定性的には、従業員のマインドセットが大きく変わりました。以前は「環境なんて1円にもならない」と言っていた従業員が、今では積極的に社会貢献や環境貢献をお客様に伝えながらビジネスを展開しています。また、SDGsやESGを重視する大手企業からの相談が増え、環境課題解決企業としての認知が高まったことを実感しています。

未知のサイトリニューアルは不明瞭なビジョンを明確に

坂本:

― 採用面での変化はありましたか?

中井:

応募者数自体は大きく変わっていませんが、応募者の質が明らかに変化しました。給与などの待遇よりも、社会貢献や環境貢献に共感して応募される方が増えています。自己実現の方法がお金ではなく、社会貢献や環境貢献を通じて実現したいという人が増えているように感じます。

興味深いのは、求人サイトに掲載している募集広告の内容は変わっていないにもかかわらず、応募者の質が変わったことです。これは、応募者が必ず当社のコーポレートサイトを見に来て、そこで環境課題解決企業としての印象を受けているからだと思います。

坂本:

― 最後に、どのような会社に未知株式会社をお勧めしますか?

中井:

企業イメージや企業理念が漠然としていて、自社の価値を明確に見出せていない会社にこそ未知さんとのお取り組みをお勧めします。今回私たちも体験しましたが、サイト制作のプロセスを通じて、自社の方向性が見えてくるんです。社長は明確なビジョンを持っていても、それが社員の階層が深くなるほど浸透しにくくなり、ボンヤリとしたものになるケースは多いと思います。そうしたボンヤリしたものを、サイトリニューアルの過程で明確にさせていく。

そういう意味で考えると、未知株式会社は単なるサイト制作会社ではなく、企業の本質を引き出し、クリエイティブに表現してくれる伴走者だと思います。改めて自社のスタンスや理念をクリアにしたい会社にお勧めしたいですね。

坂本:

― これからも御社の課題解決に向けた取り組みをさせていただきます。本日はお忙しいところありがとうございました。

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